【2011フランクフルトショー】
インフィニティ、セバスチャン・ベッテル仕様の「FX」公開

ベッテル本人も興奮するスポーティな外観

「FXセバスチャン・ベッテル・バージョン」とカルロス・ゴーンCEO(左)、セバスチャン・ベッテル選手(中)、インフィニティ シニア・バイスプレジデント 中村史郎氏(右)

2011年9月15日~25日(現地時間)
独フランクフルト
Messe Frankfurt



エンジンフードにサインを書くセバスチャン・ベッテル

 今回のフランクフルト・モーターショーに日産自動車は出展していないが、ハイラインとなるインフィニティブランドはブースを構えている。

 そのインフィニティのプレスカンファレンスで登壇した日産自動車 チーフクリエイティブオフィサーで、インフィニティのシニア・バイスプレジデントも勤める中村史郎氏は、インフィニティブランドの今後に関して「2016年までにプレミアムセグメントでのシェアを10%まで伸ばす予定で、そのためにラインアップを10種類まで増やす。10%というのは現状では50万台で、その数を目指すことになる。10種類の中には、今年のジュネーブショーで公開した『エセレア(ハイブリッドコンセプトカー)』のようなモデルも含まれる。また、2014年にはゼロエミッションのセダンも登場させる」と意欲的に語っていた。

中村史郎氏から機能性の解説を受けていた

 ショーのハイライトは、ワールドプレミアとなる「FXセバスチャン・ベッテル・バージョン」。先週末のモンツァでポールトゥウィンを達成したベッテル本人も、カンファレンスに駆けつけた。

 インフィニティは、今年からレッドブルのスポンサーになっていてF1マシンにもロゴが貼られている。その関係もあり、今回のベッテル仕様のFXが生まれたと言う。

 ベースとなるのは、SUVのラインアップで最上級の「FX50s」。ベースモデルに搭載するV型8気筒 5リッターエンジンは最高出力390PSだが、ベッテルバージョンでは30PS引き上げられ420PS仕様となっている。0-100km/hの加速は5.6秒としている。

 エクステリアでは、専用のエアロパーツをフロント、リアに装備する。軽量化はもちろんのこと、ベースモデルに対して30%もダウンフォースを高めていると言う。

FXセバスチャン・ベッテル・バージョン
リアハッチには専用エンブレムが付いていたホイールは21インチにアップしているリアバンパーにはカーボンディフューザーが備わる
フーガハイブリッドベースの「M35h」
スカイラインクロスオーバーベースの「EX30d」
国内未導入の「G37カブリオレ」

(真鍋裕行)
2011年 9月 14日