ホンダのハイライトは新型シビックのワールドプレミアになる。国内では生産終了してしまったシビックだが、欧州向けはラインアップに残っており、今回のフランクフルト・モーターショーで新型が登場した。

　新型は、シビックで求められるスタイリッシュなエクステリアやスポーティなハンドリングは維持しつつ、環境性能を引き伸ばしたモデルとなった。

　エクステリアのスポーティさはそのままに、「クリーンダイナミック」というコンセプトを掲げてデザインを行った。バンパーからフェンダーにかけては「ブレンデッドウィングボディ」と呼ばれる、飛行機の機体形状をデザインする際に使われる一体成形の手法を取り入れた。そのため、フロントバンパーサイドからフェンダー、サイドボディーへと流れるような表面処理が見て取れる。

　搭載エンジンは、1.4リッターと1.8リッターのガソリンと2.2リッターのディーゼルの3モデル。2.2リッターエンジンの最高出力は150PS、最大トルクは350Nm、CO₂の排出量は110g/km。1.8リッターで約10％、2.2リッターで約20％の燃費を改善した。トランスミッションは6速MTで、アイドリングストップやエコアシスト、ヒルスタートアシスト機能などを装備する。また、1.8リッターモデルには5速ATもラインアップする。

　ボディーサイズは4300mm×1770mm×1440mm（全長×全幅×全高）、ホイールベースは2595mm。

欧州仕様の新型「シビック（5ドア）」。ホイールはモデルによって17インチと18インチを履く

すでにアクセサリーパーツもラインアップしており、ディフューザーやバンパーエンド、サイドステップがカーボンルックになっている
メーターは手前にアナログ、奥にデジタルという並び

ホンダブースに展示してあったフィットEV
FCXクラリティ
フィットの欧州モデルJAZZ