【2011フランクフルトショー】 BMW、「MINIクーペ」のプロダクションモデルを初公開 4グレードで構成 |
2009年のフランクフルト・モーターショーで初公開されて観衆の目を奪った「MINIクーペ」のコンセプトモデル。それから2年が経過した今回は、プロダクションモデルのワールドプレミアを行った。
ONE、コンバーチブル、クラブマン、カントリーマンに続く2シータークーペで、ブランド初の3ボックスタイプのボディー構造を持つ。ボディーサイズは3728×1683×1378mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2467mm。
どこから見てもMINIと分かるルックスながら、クーペとしての個性を持つスタイリッシュでデザインがMINIらしく素晴らしい。特徴的なヘルメットルーフのエンドにはスポイラーを装備する。80km/hになるとせり上がるアクティブリアスポイラーと併せ、ダウンフォースを生み出す役目を担う。
ハンドリングはMINIの共通項である“ゴーカートフィール”をより強調したものとしており、電動パワステやDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)のほか、オプションで用意されるDTC(ダイナミック・トラクション・コントロール)とEDLC(エレクトロニック・ディファレンシャル・ロック・コントロール)を組み合わせることで、オン・ザ・レールの運動性能を実現すると言う。
グレードはベーシックな「MINIクーパー クーペ」「MINIクーパーS クーペ」「MINIクーパーSD クーペ」「MINIジョン・クーパー・ワークス クーペ」の4モデル。クーパーSDはディーゼルエンジンで、それ以外はガソリンエンジンを搭載する。
ガソリン車は全グレードとも直列4気筒 1.6リッターエンジンだが、スペックは3種類用意。
もっともベーシックなクーパー クーペは最高出力122HP/最大トルク160Nm、クーパーS クーペはターボを組み合わせ184HP/240Nm。さらにハイスペックのジョン・クーパー・ワークスは直噴のツインスクロールターボモデルで、エンジン内部に強化パーツを組み込み211HP/260Nmを発生。0-100km/h加速は6.4秒で、最高速は240km/hをマークする。
MINIクーパーS クーペ |
直列4気筒 2リッターディーゼルエンジンを積むクーパーSDは、最高出力143HP、最大トルク305Nm。燃費は4.3L/100kmをマーク。ラゲッジスペース容量は280Lとなっている |
もっともスポーティなジョン・クーパー・ワークスは17インチホイールを装着する |
(真鍋裕行)
2011年 9月 21日