【2011フランクフルトショー】 【イギリス】ジャガー、ブーストモードを備える新型スポーツカーコンセプト「C-X16」 ランドローバーは次期ディフェンダーのコンセプトモデルを発表 |
■ジャガー
ジャガーが公開したスポーツカーコンセプト「C-X16」は、次世代のデザインとテクノロジーを取り入れたスポーツカーになる。
Eタイプにも似たディメンションを持つC-X16コンセプトは、2シーターレイアウトで前後重量配分を50:50とした。ボディーサイズは4445×2048×1297mm(全長×全幅×全高)となっている。
エンジンはスーパーチャージャー付きV型6気筒3リッター。最高出力は280kW(380PS)、最大トルクは450Nmとなる。さらにF1のKERSを元に考えられたブーストモードを備え、ステアリングの「プッシュ・トゥ・パス」ボタンを押すことで機能する。このブーストで得られる出力は70kW/235Nm。最高速は186mph(297.6km/h)、0-100km/h加速は4.4秒、80-120km/h加速は2.2秒という性能を持つ。
こうした高いスペックを持ちながらCO2排出量は165g/kmに抑えられ、エミッションの面でも次世代スポーツカーとしての役割を果たしている。
C-X16 |
ランドローバー・ディフェンダー |
■ランドローバー
ランドローバーが発表した「DC100」と「DC100スポーツ」は、ブランドの象徴とも言えるSUV「ディフェンダー」の次期モデルのコンセプトカーとなる。
「DC100」は、どこから見てもランドローバーと分かるデザインの中に、多用途性の将来像を取り入れた。一方の「DC100スポーツ」は、“自由”と“レジャー”を積極的に表現したと言う。
両モデルとも、フロントには初代ランドローバーを想起させる3人掛けのフロントシート「ソーシャルシート」を装備。エンジンは4気筒2リッターのガソリンとディーゼルを用意し、モーター駆動のハイブリッドも想定している。またバッテリーはプラグインで充電が可能。トランスミッションはZF製8速ATで、アイドリングストップ、トランスファー付きパーマネント4WD機構を組み合わせる。
このDC100とDC100スポーツのデザインコンセプトモデルを経て、次期ディフェンダーは2015年に発売される見通し。
DC100 |
DC100スポーツ |
(真鍋裕行)
2011年 9月 21日