【東京オートサロン2009】 国内自動車メーカーのカスタムカー（1） トヨタ、日産、マツダ編

　「東京オートサロン2009」は、幕張メッセのほぼすべてを使って開催されている。東ホールに最大のブースを構えるのはトヨタ自動車。そして西ホールでは、日産自動車とマツダが大きなブースを設置している。ここではそれらのメーカーの展示車の中から主なものを紹介する。

■トヨタ
　トヨタのブースでは、トヨタのカスタムカーを手がけるトヨタモデリスタインターナショナルが多数の展示車を出展。また、2009年のSUPER GT GT300クラスに参戦する「カローラ アクシオ apr GT」をはじめとしたF1マシンや、NASCAR参戦車などのレーシングカーの展示も行っていた。特にiQをベースとしたカスタムカーが多く展示されていたのが目立った。

メインステージに展示されている「iQ WHITE FALCON」。フロントフェンダーやリアフェンダーをワイドにカスタマイズ。iQでスポーツイメージを表現したと言う
タイヤもオリジナル。トレッドパターンには「MODELLISTA」の文字が。インテリアも白基調のものに変更されている
2009年からGT300クラスに参戦するカローラ アクシオ apr GT。V型6気筒 3.5リッターのエンジンを縦置きに搭載する。最高出力は300PS以上、最大トルクは39kgm
2008年の日本レコード大賞を獲得するなどエンターテイメントシーンで活躍する「EXILE」のHIROがプロデュースした「ヴェルファイア」。室内にはEXILEのビデオが流れていた
ヴェルファイアは内外装ともに独特の雰囲気を持つ仕上がりとなっていた
iQと、音楽シーンで活躍する「m-flo」のVERBALによるコラボカー。全面銀のデザイン	トヨタブースの向かいには「GAZOO Racing」のブースがある。ブースにはレクサス「LF-A」のニュルブルクリンク 24時間耐久レース仕様が展示されていた

■日産
　　日産は、NISMO（ニッサン･モータースポーツ・インターナショナル）、オーテックジャパンとの合同展示。2008年後半に発売した「フェアレディZ」「キューブ」のカスタムカーや、2008年のSUPER GT GT500クラスのチャンピオンカーとなった「XANAVI NISMO GT-R」などのレーシングカーの展示を行っていた。

日産のオリジナルカスタマイズ、フェアレディZの「Stylish Package」。フロント、リアともにエアロパーツが取り付けられ、リアコンビランプがクリアタイプになるなど随所に変更が加えられている
キューブのカスタムカーであるオーテックジャパンの「キューブ ライダー」を、主に走りの面でライトチューンした「キューブ ライダー ハイパフォーマンススペック」。HKSの専用スポーツマフラー、ヤマハのハイパフォーマンスダンパーなどが取り付けられ、さらにエンジンもファインチューニング

オーテックジャパンの「ティアナ アクシス」。落ち着いた雰囲気のカスタムカー。この車のウリは運転席の「おもてなしシート」で、ドアを開けると運転席がドア側に若干スライドし、乗り込みやすくなっている。もちろんドアを閉めると元の位置に戻る。写真中が閉じた状態、写真右が開いた状態
「GT-R」用の「NISMOクラブスポーツパッケージ」装着車。後方の壁面にはそれぞれのパーツも飾られていた	2008年SUPER GT GT500チャンピオンカーXANAVI NISMO GT-Rはステージ上に展示。後方には獲得トロフィーも見られた。2009年はカーナンバー1を付けての参戦となる

■マツダ
　マツダでは新型「MAZDA3」のほか、水素ロータリーハイブリッドカー「プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド」をメインステージ上に展示。そのほか、ミニバン「ビアンテ」のカスタムカーが多数展示されていた。なお、ロータリーエンジンの模型の分解教室「親子RE分解教室」も1日数回行われる。

水素ロータリーエンジンと電気モーターを搭載するプレマシー ハイドロジェンREハイブリッド。ロータリーエンジンを横置きで搭載し、そのエンジンの出力に比例して発電した電力で、モーターを駆動するダイレクトシリーズハイブリッド方式を採用している

■URL
オートサロン公式サイト
http://www.e-autosalon.net/
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http://car.watch.impress.co.jp/docs/event_repo/2009autosalon/20090109_38398.html

（編集部：谷川 潔）
2009年1月9日