【2009上海ショー】
トヨタ、カムリ・ハイブリッドやレクサスRXを中国で発売

渡辺社長が登場、中国市場への期待を語る

レクサスRXをアンベールする渡辺社長
2009年4月20日~28日(現地時間)
中国 上海市
上海新国際博覧中心


渡辺捷昭社長

 トヨタ自動車は4月20日、第13回上海国際自動車工業展覧会(2009オート上海)においてプレスカンファレンスを開催。新型クラウンやカムリ・ハイブリッド、レクサスRXなどを中国に投入すると発表した。

 カンファレンスには渡辺捷昭社長が登場し「世界的な経済環境の悪化に際して、中国政府は迅速に対策を実行した」と述べ、中国経済の「底力」に期待しており、今後も中国市場を重視していく姿勢を明らかにした。

 技術面では、会場に持ち込んだ3台のコンセプトカー「HiCT」(プラグインハイブリッド)、「FT-EV」(EV)、「FCHV-adv」(燃料電池車)を紹介し、環境技術への取り組みをアピール。さらに、レクサスブランドで中国市場に投入済みのテレマティクスサービス「G-BOOK」を、カムリの一部にも導入することを発表した。

環境技術をアピールする3台のコンセプトカーは、すでに発表済みのものだが、同社の持つ環境技術の幅広さを印象づけた。左からHiCT、FT-EV、FCHV-adv
5月に中国で発売されるクラウン。中国での表記は「皇冠」カムリ・ハイブリッドの投入も発表。油電混合動力車(ハイブリッドカー)はすでにプリウスを現地生産している渡辺社長のスピーチの締めくくり「中国自動車産業の未来は、期待と希望に満ちている」
レクサスLS600hLも投入済みLS600hのパワートレーンの説明こちらはRX450hのパワートレーン
レクサスブランドで投入されている中国版G-BOOKの画面

URL
Shanghai International Automobile Industry Exhibition(英文)
http://www.autoshanghai.org/en/

(編集部:田中真一郎)
2009年 4月 22日