【2009上海ショー】
メルセデス・ベンツ、「S400ハイブリッド」と新型Eクラスを展示

SMARTも上海上陸

S400ハイブリッド
2009年4月20日~28日(現地時間)
中国 上海市
上海新国際博覧中心


 メルセデス・ベンツは第13回上海国際自動車工業展覧会(2009オート上海)に、マイナーチェンジしたSクラスのハイブリッドモデル「S400ハイブリッド」と、新型のEクラス「E300」を展示した。

 また同グループからはSMARTが上海に初上陸したほか、3月のジュネーブショーで公開されたマイバッハ・ツェッペリンも展示された。

 S400ハイブリッドは、S350をベースとしたハイブリッド車。3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンと、7速ATの間にモーター/ジェネレーターを配し、エンジンのアシストと回生を行う。 最高出力/最大トルクはエンジンが205kW/225Nm、モーターが15kW/160Nm。合計して220kW/385Nmとなる。

 バッテリーにチウムイオンを採用。サイズが小さいため、エンジンルーム内にバッテリーを置くことができた。このためトランクルームは通常のSクラスと同様の使い勝手になっている。

 ジュネーブショーで世界初公開されたEクラスも、上海に持ち込まれた。

S400ハイブリッド。外観からハイブリッドと分かるのは、フロントフェンダーの控えめな「BLUE HYBRID」のバッジくらいか
エンジンルーム。このどこかにリチウムイオンバッテリーが入っているはずだが見えないトランクルームは通常モデルと同じ。下部にはスペアタイヤが収まる
S400ハイブリッドのパワートレーン。エンジンとトランスミッションの間で緑に光っているのがモーター。トランスミッションの上にある丸いセルがのぞいている箱がリチウムイオンバッテリーS400ハイブリッドのモーター/ジェネレーターS400ハイブリッドの運転席
とくにハイブリッドを表すものは見あたらなかったカーナビなどを操作するコマンドシステムコマンドシステムのパームレストを開くと電話用の10キーが。その後ろのアームレストに電話が収まる
E300。全体的にエッジの立った直線的なキャラクターラインが印象的だが、特にフロントの造形が立体的。トランクルームにはオプションと思われるトレイが付いていた
やはり直線で構成されたE300のインテリア。ATのシフトレバーは電子式の小さなものになった
コマンドシステムを備えるV6エンジンを搭載する。新EクラスのリリースにE300というモデルはない。中国専用モデルだろうか
SMARTが中国に上陸。午前中は赤と黄色だったSMARTが、午後には赤/黒に。パネルを付け替えた模様
トリディオンセーフティー構造を説明する骨格模型上海のビル群をボディに描いたモデルも
マイバッハ・ツェッペリン

URL
Shanghai International Automobile Industry Exhibition(英文)
http://www.autoshanghai.org/en/

(編集部:田中真一郎)
2009年 4月 22日