【東京オートサロン2010
コンセプトカーやカスタマイズカーを多数展示したトヨタ

FT-86 G Sports Conceptを公開

最大級のブース規模となっていたトヨタ

2010年1月15日~17日開催
幕張メッセ
入場料
16日、17日:2000円(大人)/1500円(中高生)、前売り1700円(共通)



 トヨタ自動車は、東京オートサロン2010に出展しているメーカーの中で最大級のブースを構え、数多くの車両を公開。午前中に行われたプレスカンファレンスでは、サプライズとして豊田章男社長が登場し、社長に就任以来、提唱しているクルマの味作りを再びアピールした。

プレスカンファレンスに登場した豊田章男社長。「クルマの楽しさを提供していく」とコメントしていた

「GAZOO Racing」「G SPORTS」ブランドを通じて“走りの味”を提唱
 豊田章男社長は、「オートサロンは、私の好きなイベントでもあり、クルマ好きが集う重要なショーです」と語り始め、「GAZOO Racingを通じてモータースポーツを楽しめるクルマ作りを行い、『クルマを持つ』『走る』『語り合う』というコンセプトを具体化したクルマを展示しました」と続けた。

 展示されたクルマは、どれも走る楽しさや夢といったクルマ好きには欠かせないキーポイントをしっかりと掴んでいて、外観のディテールからエンジンなどの機能性まで抜かりなく手が加えられている。

 GAZOO RacingのコンセプトモデルやG SPORTSのスポーツコンバージョンシリーズ、オートサロンコンセプトカーを、以下に紹介していく。

「FT-86 G Sports Concept」は、09年の東京モーターショーで発表されたFT-86 Conceptにアレンジを加えたエボリューションモデル3D形状のカーボン製GTウイングが装着される
カーボンパーツを多用し、軽量に仕上げているのが分かるセンター出しのマフラーとカーボン製ディフューザーがスポーティさを演出タイヤは19インチとなっている。ブレーキも大径ローターとビッグキャリパーを装着
フロントバンパーの奥には大型のインタークーラーが見え、ターボエンジンを搭載していることが分かる
「プリウス G Sports Concept」は、カーデザイナーの由良拓也氏がデザインしたエアロを装着リアホイールを覆い隠したボディーパネルは、真新しいデザインといえる
「マークX G Sports Concept」は、FRスポーツを復活させるべく開発されたコンセプトモデル
赤いステッチが入ったスエード生地のスポーツステアリングを装着しているタイヤは20インチを装着。スポークの間から見えるドリルドローターやビックキャリパーがスポーティ
2009年のニュルブルクリンク24時間レースに出場した「GAZOO Racing LEXUS LF-A」
走る楽しさとエコを両立させた「SPORTS HYBRID Concept」。4WDのハイブリッドシステムを搭載している
インテリアはレッドとカーボンのツートンカラーワイドフェンダーと抑揚の効いたバンパーがスポーツルックを引き立てる
「FR Hot hatch Concept」は、フロントミッドに縦置きしたエンジンをリア駆動させるFRホットハッチ。スポーツドライビングのエントリーモデルとして提案しているワイドトレッドとすることで、ハイスピードのコーナリングが楽しめるクルマとなる
ハイブリッド車として燃費を犠牲にしない新たなカスタマイズを提案する「PRIUS CUSTOM PLUS CONCEPT」リアバンパーは大きなダクトを設け、空力を向上させている
ホイールディスクにはオレンジのエアロリングを装着。今までにない斬新なカスタマイズ方法だろうサイドミラーは排除され、小型のCCDカメラで後方を確認するようになっている
トヨタワークスのカスタマイズメーカー「MODELLISTA」と「TRD」も車両を展示。TRDはコンプリートカーのカローラアクシオGT TRDターボ、モデリスタはSAI MODELLISTAバージョンを公開した

(真鍋裕行)
2010年 1月 15日