【2010北京ショー】開幕前日リポート
急ピッチで進む設営準備

2010年4月23日~5月2日
中国 北京市
中国国際展覧中心



 第11回北京国際自動車展覧会(Auto China 2010)が4月23日に開幕する。

 Auto Chinaは、上海国際自動車工業展覧会(Auto Shanghai)と交互に隔年開催される、中国を代表するモーターショー。

 成長著しい中国市場を反映して、近年その重みを急速に増した中国のモーターショーだが、今回のAuto Chinaも1500以上のメーカーから出展申し込みが殺到したと言う。そのため、乗用車と商用車は北京市郊外の中国国際展覧中心新館、パーツ類は北京市街の中国国際展覧中心と、15kmほど離れた2つの会場に分かれて開催される。

 新館は2008年にできたばかりの展示会場で、155.5haの広大な土地に、66万m2の床面積を持つ広大な会場。ここに中国国内はもとより、世界各国の自動車メーカーが各々のブースを構える。

北京市郊外、首都国際空港近くの中国国際展覧中心新館。広大で内部の天井が高い
新館全体のフロアプラン白いパーティションや黒い幕で覆われたメーカーのブース。中からはプレゼンテーションの予行をしているのが聞こえた
日本でも有名な中国車がすでに展示されているのが、いくつか見られた屋外のメディア村。多数のTV、ラジオ、新聞、雑誌、Web媒体などが独自のブースを構え、会場からコンテンツを発信する建物前の広場は大型トラックなどが展示される
こちらは北京市街の中国国際展覧中心。パーツ中心の展示となる

 アウディがA8のロングバージョンを持ち込むなど、いくつかのワールドプレミアも期待される。また日本からは光岡自動車が初出展。高級スポーツカーブランドとしての中国展開を表明しているのも注目される。

 開幕前日となる4月22日、中国国際展覧中心新館では急ピッチでブースの設営作業が進められており、パーティションや幕で隠されたブースの中からは、プレスカンファレンスなどのプレゼンテーションの予行をしている音が聞こえていた。報道関係者の手続きは市街の中国国際展覧中心で行われており、こちらも展示の設営作業が進む中、中国内外の報道関係者が多数押し寄せていた。

 Car Watchでは新館の様子を中心に会場リポートをお届けする。

(編集部:田中真一郎)
2010年 4月 22日