【2010北京ショー】中国・韓国メーカー編
中華的概念車多数展示

北京現代ブース

2010年4月23日~5月2日
中国 北京市 中国国際展覧中心



 北京国際自動車展覧会(Auto China 2010)の中国・韓国メーカーのブースを写真でリポートする。

中国一汽の要人専用車「紅旗 CA7600L」。全長6395mm、全幅2008mmの大型リムジンだ
ルーフトップにマイクが付いた車両はパレード用紅旗のパワートレーンは6リッターV型12気筒エンジンに6速ATを組み合わせたもの。最大出力は300kW
吉利(ジーリー)汽車の「EMグランドGE」。2009年の上海ショーに出品されたものはいかにもロールスロイス然としていたが、改良が加えられオリジナリティのある姿に。全長5435mm、全幅1882mm。エンジンは2.5リッター直列4気筒+モーターのハイブリッド車だ
EMグランドGEのリアシートは1人または2人乗りを選べる吉利はボルボの買収で知られているが、ロンドンタクシーの製造会社も傘下に収めている。現行モデル「TX4」と新型の「TXN」が展示された
「GLイーグルIG」はガソリンエンジンか電気モーターが選べるシティコミューター。2009年の上海ショーに展示されたモデルは、前席センターステアリングの1人がけ、後席3人がけ(中央は子供用)という無理のあるレイアウトだったが、北京ではごく普通の2人乗りに
「EMグランドGT」(上段)と「GLイーグルGS」。1.5リッターまたは1.3リッターの直列4気筒エンジンを積む2+2クーペだ
海外のモーターショーでもおなじみのBYD。EV「e6」とそのタクシー版を充電器とともに展示した
黄海汽車のどこかで見たようなSUVたち
華泰汽車は北京ショーの前週に、やはり北京で開催されたインテルの開発車向けイベントで、インテルのATOMプロセッサによるIVI(In-Vehicle Infotainment)システムを披露。北京ショーでも展示した。LinuxをOSとするこの車載システム、タッチスクリーンを備えており、iPhoneの如く軽快かつ高速に操作できる
2リッターターボエンジンを搭載する奇端汽車のスポーツセダン「G5」は、ニュルブルクリンクを走行したことをアピール
北京現代は量販車「ベルナ」の新型をワールドプレミアした。中国で製造されるが、韓国や米国でも販売されるモデルだ。このほかEVなどのコンセプトカーも展示
長安汽車は燃料電池車やハイブリッド、CNG(天然ガス)車などを展示し、環境技術をアピールした
メルセデス・ベンツとの合弁事業で知られる北汽集団は、ベタープレイス式のバッテリー交換型EVを展示
IATは自動車の開発企業。「竹風」(上段)はEVのコンセプトカー。下段のコンセプトカーはやはりベタープレイス式のバッテリー交換型EVの提案
IATがチューンしたフェアレディZ

(編集部:田中真一郎)
2010年 4月 26日