【2010デトロイトショー】 メルセデス・ベンツ、「Eクラス・カブリオレ」を世界初公開 |
マイバッハやSLS AMGも展示するメルセデス・ベンツブース |
メルセデス・ベンツは1月11日(現地時間)、「2010 North American International Auto Show」(デトロイトショー)会場で新型「Eクラス・カブリオレ」を世界初公開した。2009年に登場した新型Eクラス・シリーズのセダン、クーペ、ワゴンに続くバリエーションで、これでEクラスは完結する。
既報の通り4シーターのカブリオレで、4人が快適に四季を通じてオープンエア・ドライビングを楽しめるとしている。そのため、前席の首に温風を出す「エアスカーフ」や、ウインドーシールド上部に仕込まれたデフレクターで、オープン時に車室に吹き込む風を低減する「エアキャップ」といった快適装備を満載する。
プレスカンファレンスでは、今後の環境対応について、「高効率な内燃機関」「ハイブリッドシステム」「バッテリーや燃料電池による電気自動車」を3本柱とするこれまでどおりのストラテジーをアピール。ハイブリッドに関しては、すでに北米で発売されているS 400ハイブリッドやML450ハイブリッドに続き、Eクラスのディーゼルハイブリッド、S 500のプラグイン/ハイブリッドを予定していることを発表。またスマートやAクラスのバッテリー駆動電気自動車、Bクラスの燃料電池車を投入することについても、これまで通り。
このほか、新型セダンの「デザイン・スカルプチャー(彫像)」を展示。クーペライクなルーフラインから、CLSクラスの後継車種のコンセプトモックと思われる。
Janelle Monaeの歌とともに登場したEクラス・カブリオレ | ||
ブースにはE500とE350を展示 | ||
エアスカーフやリア・デフレクターなどでオープン時の快適性を向上させた。後席への乗り降りを楽にするため、前席が電動で前に出るイージーエントリー機能もある | ||
ウインドーシールド上部のデフレクターがポップアップし、風の巻き込みを低減する「エアキャップ」。コマンドシステムのパームレストの中に操作スイッチがある |
スキーで骨折したという腕が痛々しいディーター・ツィッツェCEO。メルセデスGPとシューマッハの復活をアピール | デザイン・スカルプチャー |
ハイブリッドカーや電動車の今後の予定 |
North American International Auto Show(英文)
http://www.naias.com/
(編集部:田中真一郎)
2010年 1月 12日