【2010デトロイトショー】 テスラの5ドアサルーン、CT&Tのスポーツカーなど、多数の電気自動車が登場 EVの胎動を感じるショー |
コボ・センターのロビーに展示されたヘンリー・フォード博物館の収蔵物である1922年の電気自動車「デトロイト・エレクトリック」 |
1月11日~24日(現地時間)
米国ミシガン州デトロイト
Cobo Center
パートナーシップを結んでいるダイムラー・グループのすぐとなりにブースを構えたテスラ・モータース。イーロン・マスク会長兼CEOが5ドアサルーンの「モデルS」の前で、同社のビジネスが順調であるとアピールした |
今回の「2010 North American International Auto Show」(デトロイトショー)会場には多数の電気自動車が出展されている。
トヨタ、メルセデス・ベンツをはじめとする日米欧のメジャープレーヤーのブースでもいくつもの電気自動車を眼にすることができるが、自前のブースを持たないメーカーや団体を集めた「エレクトリック・アベニュー」と名づけられたエリアが設けられており、「電気自動車の世紀」の始まりをより一層、肌に感じることができる。
一方、韓国のCT&Tやテスラ・モータースといった電気自動車専業のメーカーは、他の自動車メーカーに伍して独自のブースを構え、プレスカンファレンスも開催。特に駐車違反取り締まりなどの特定用途向け車両メーカーの印象が強かったCT&Tは、テスラの向こうを張った2シーターのスポーツモデルを発表したり、独自の燃料電池開発をアピールするなど、「ゴルフカートメーカー」から脱却する姿勢を見せている。
2011年初頭のデリバリーを目指して開発中の5ドアサルーン「モデルS」。10万ドルを超えるロードスターに対し、5万ドルを切る価格が予定されている。会場のモデルSは展示用のモデル | ||
このホコリだらけのロードスターは、デトロイトショーを目指してロスアンゼルスからはるばる約5800kmを、正しく“風雨をついて”自走してきた個体そのもの |
こちらはテスラが組み立てた1000台目のロードスター「VIN1000」。カーボンパーツなどでカスタマイズされている | |
リアにモーターとコントロールユニットを搭載する | 左がモーター、右がバッテリー。バッテリーはノートPCにも使われる18650という汎用セルをまとめたもの。汎用品を使うことでコストを下げている |
小規模なメーカーや団体が集うエレクトリック・アベニューだが、日産はここにEV「リーフ」とそのカットモデルを展示 | 三菱はなぜかi-MiEVのプロトタイプだけ展示した |
North American International Auto Show(英文)
http://www.naias.com/
(編集部:田中真一郎)
2010年 1月 14日