【2010パリショー】フェラーリ、世界にたった80台しかない「SA アペルタ」
アイドリングストップ機構を備えたカリフォルニアもお目見え

他のフェラーリを凌ぐ低さを誇るSA アペルタがワールドプレミア

会期:10月2日~17日(現地時間)
会場:フランス パリ Paris Expo Porte de Versailles



 フェラーリは、ピニンファリーナ設立80周年を記念した「SA アペルタ」を、ここフランスの地で公開した。全世界でわずか80台の生産で、すでに完売している。

 SA アペルタは、599GTOと同じ最高出力493kW、最大トルク620Nm/6500rpmを発生するV型12気筒 5999ccエンジンを搭載。トップスピードは325km/h、0-100km/h加速はわずか3.6秒。燃費効率は17.5L/100kmとなっている。

 ボディーサイズは4700×1962×1300mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2750mm。シャシーは専用設計され、オープントップボディーながら高い剛性を持つほか低いフォルムが特徴で、車重も1595kg(乾燥重量)と軽いのがウリだ。

SA アペルタ

 また、同ブースに展示されたカリフォルニアだが、「HELEシステム」と呼ばれるアイドリングストップ機構を備えてきた。これにより、CO2排出量は従来の299g/kmから270g/kmになったとしている。

カリフォルニア

 そのほか、主にハンドリング性能の引き上げを目的とした「HGTEパック」を装着した599 GTB Fiorano(フィオラノ)と458イタリアも展示された。

599 GTB フィオラノ
458イタリア
599 GTBに搭載されるVバンク角65度のV型12気筒 5999ccエンジン。最高出力456kW、最大トルク608Nm458イタリアに搭載されるVバンク角90度のV型8気筒 4497ccエンジン。最高出力419kW、最大トルク540Nmカリフォルニアに搭載されるVバンク角90度のV型8気筒 4297ccエンジン。最高出力338kW、最大トルク485Nm

(編集部:小林 隆)
2010年 10月 3日