【2010パリショー】開幕前日リポート 環境対応車からスーパースポーツカーまでワールドプレミアが続々 |
「Mondial de l'Automobile」(パリモーターショー 2010)が、いよいよフランス・ポルト・ド・ヴェルサイユ見本市会場(ホール1~8)で始まる。9月30日、10月1日はプレスデーとなり、一般公開は10月2日から。
ポルト・ド・ヴェルサイユ見本市会場はパリ市15区内にあり、地下鉄12号線のポルト・ド・ヴェルサイユ駅からほど近い場所に位置する。地下鉄以外にもバスやトラムと呼ばれる路面電車の駅も最寄りにあり、交通の便が非常によい。
ルノー、プジョー、シトロエン、メルセデス・ベンツ、BMW、ボルボなどが軒を連ねるホール1。開幕前日だが会場内はてんやわんや | 隙間から見えるのはBMW・MINIブースの一角。ヴェールに隠れているのは果たして……? | 会場外を歩いていて見つけた仏Ligier(リジェ)社の新型マイクロカー「M.GO」。これってワールドプレミアするモデルだったような…… |
会場付近はひっきりなしにバスやトラムが走る |
タクシーの車種は実に豊富。パリ市内ではプリウスのタクシーをけっこう見かける | ||
これはパリ市が運営する自転車貸し出しシステム「velib‘(ヴェリブ)」。2007年にサービスを開始したばかり。300mごとにスタンドが設置され、24時間自由に借りたり返却したりできる。旅行者も気軽に使えるのがうれしい |
前回のパリモーターショー(2008年)は、直近で行われた5大モーターショーの中でも群を抜いた集客数を誇ったことからも、その注目度の高さが伺える。
今回のパリモーターショーでは、自国のプジョーが「508」「3008 Hybrid4」、シトロエンが「C4」「DS4」を発表するほか、メルセデス・ベンツ「CLS」「A クラス E-CELL」、フォルクスワーゲン「パサート」、ボルボ「V60」、ランドローバー「レンジローバー イヴォーク」、ロータス「エリート」、マセラティ「グラントゥーリズモ MC ストラダーレ」、ポルシェ「911スピードスター」「911カレラGTS」、フェラーリ「SA アペルタ」などがワールドプレミアされることが予告されている。
一方、国内メーカーはレクサス「CT200h」、ホンダ「ジャズ ハイブリッド(日本名:フィット ハイブリッド)」や、三菱が欧州仕様の「i-MiEV」、日産は「リーフ」と電気自動車のコンセプトカー「Townpod(タウンポッド)」などを出展することを発表しており、環境面からもクルマの魅力をアピールしていく。
環境面と言えば、今回のパリモーターショーでは「新エネルギー専門スペース」なる新たな試みが行われる。ここでは来場者がエコカーを体験できるコーナーや、エコドライブのレクチャーを受けられるスペースなどが設けられる予定で、来場者は見るだけでなく実際に環境対応車に触れることができる。
Car Watchでは、連日各ブースの模様をリポートする。
(編集部:小林 隆)
2010年 9月 30日