【東京オートサロン2011
クルマだけじゃなくオーディオなどパーツ系も要注目


2011年1月14日~16日開催
入場料
15日、16日:2000円(大人)/1500円(中・高校生)



 オートサロンはクルマが中心のイベントだが、パーツ系のメーカーも多数出展している。その中から、オーディオ系を中心に目立ったブースを紹介していこう。

アルパイン
 アルパインはビッグXこと8インチの大画面モニターを採用したカーナビ「VIE-X088」を中心に展開。ブースには自由に触って操作できるモデルが用意されるほか、同モデルを装着したデモカーも3台を用意。トヨタ「ヴェルファイア」には、カスタムカー専門店ニューズとのコラボレーションによるインストール、ホンダ「ステップワゴン」では最新フリップダウン式モニター「TMX-R2200」との組み合わせ、トヨタ「プリウス」では専用TOPVIEWマルチカメラが組み合わされており、実際に装着状態などを確認することができる。

 ステージ上には、参考出展となるサウンドプロセッサーを装着した無限仕様のホンダ「CR-Z」が展示されており、映像によるプレゼンテーションと視聴により楽しむことが可能となっている。

合計4台のデモカーが並ぶアルパインブース2DINサイズの枠を超える8インチの大画面を採用したVIE-X088。装着するには車種専用パーフェクトフィットが必要となるが、専用ならではのフィット感のよさも魅力の1つ地図記録媒体としてSDメモリーカードを使用したVIE-X05Cも自由に試すことが可能
トヨタ「プリウス」にはX-088とTOPVIEWマルチカメラを組み合わせたシステムを装着純正パーツに近い素材感をもつ車種専用パーフェクトフィットにより、自然なフィッティングを実現している
シフト台座部分のカラーを自在に変えられるフルカラーLEDパーフェクトフィット。RGBのダイヤルを調節することで好みの色を演出できる
フロント、サイド、リアにカメラを装着することでクルマ周囲360度の映像を映し出すことが可能なTOPVIEWマルチカメラ
ファミリーユースを前提としたインストールが行われているホンダ「ステップワゴン」。BIG X&フリップダウン式リアモニターの組み合わせは小さな子供も大満足インパネにはVIE-X088が収まる。車種専用パーフェクトフィットにより純正カーナビのような自然なインストールを実現10.2型の大型液晶を採用したフリップダウン式モニター、TMX-R2200
いちいち後ろを振り返らなくてもリアシートに座る子供の様子などを確認可能なルームビューカメラカスタムカー専門店ニューズとのコラボレーションによるインストールが行われているトヨタ「ヴェルファイア」ダッシュボード上部にはセンタースピーカーなどが収まる
ドアパネルには17cmセパレートスピーカーのウーファーが2発2列目シート前方にもセンタースピーカー&左右スピーカーが配置されているリアのラゲッジスペースにはウーファーおよびアンプを美しくレイアウト
近日発売予定となっているヘッドレスト装着用スピーカー。リアシートなどに装着することでプライベートなサウンド空間が楽しめるTMX-R2200をベースに筐体のマグネシウム化などを行ったTMX-R2200MG。軽量化に加えヒンジ位置の見直しにより収納時の出っ張りも抑えられていると言うステージに展示されるホンダ「CR-Z」
こちらはヘッドユニットに1DINタイプのAVヘッドユニットを採用。発売予定のサウンドプロセッサーと組み合わせることで快適な音響空間を実現トランクにはアンプとサブウーファーがセットされる

ケンウッド
 この1月にカーナビおよびオーディオの新製品を発表したケンウッド。展示の中心はもちろんこれらの新製品で、とくに「彩速ナビゲーション AVENUE」のサブネームがつけられた「MDV-727DT」「MDV-626DT」がメインとなっている。

 同カーナビは地図記憶媒体として16GBのSSDに加え、ケンウッド初のワイドVGA画面&高輝度ホワイトLEDバックライトを採用。地図スクロールや検索などのレスポンスをアップするとともに、色鮮やかでクリアな映像を実現しているのが特長。ブースには10台以上の実機が並ぶタッチ&トライコーナーが用意されるほか、プジョー「3008」に装着したモデルの試乗体験コーナーを用意。実際に動作をチェックすることができる。

 オーディオレシーバーは1DIN/2DINタイプを用意し、SDカードやUSB接続など多彩なソースに対応しているのが特長。こちらもタッチ&トライコーナーが用意されている。

ケンウッドブースは新カーナビを全面に押し出した展示ステージにはランボルギーニ「ガヤルドスパイダー」を展示ガヤルドスパイダーにもMDV-727DTが装着されている
ブース内に展示されるプジョー「3008」は体験試乗が可能。クルマの中で音や映像の美しさを味わうことが可能タッチ&トライコーナーにはMDV-727DTとMDV-626DTを用意。両モデルの違いは前者が4チューナー×4ダイバシティ、後者が2チューナー×2ダイバシティ方式となるほか、Bluetoothの有無など
1DINタイプのオーディオレシーバー、U565SD。CDはもちろん前面に用意されたUSB端子、フロントパネル裏に用意されるSDカードスロットを利用した音楽再生が可能
1DINタイプのベーシックモデルとなるU5652DINタイプの上級機、DPX-U700。CDのほかUSBやBluetooth接続に対応2DINタイプのベーシックモデルとなるDPX-U500。Bluetoothや日本語表示が非対応となる

尾林ファクトリー
 カスタムサウンドといえば尾林ファクトリー。今回もド派手なクルマを出展し、来場者の注目を集めていた。

サブウーファーやアンプなど見せるインストールにコダわって仕上げられたエスティマ
セルシオマスクのプレジデント改め「セルジデント」。リアシート部には水槽が装着されているためなんと1人乗り

デンソー
 スパークプラグなどでおなじみのデンソーだが、実はカーナビやらアクセサリーやらも製造している。ちょっとおもしろい商品を見つけたのでご紹介。

SDカードを使ったトヨタ純正のカーナビNSZD-W60。アクセサリーガジェットなどを利用してディスプレイを自由にカスタマイズできるすでに発売済みとなっているプラズマクラスターイオン発生器の大型モデル(参考出品)こちらはルーフに装着しルームランプとしても利用可能な据え置きタイプ(発売予定)
電動ファンにより座面や背もたれに涼しい風を送るクーリングクッション。夏場に重宝しそうなアイテムだ

データシステム
 クルマをより快適、安全、便利にするアクセサリーを数多くリリースしているデータシステム。車載用のアドオンデジタル地デジチューナーなどを展示。

4アンテナ×4チューナー方式を採用した地デジチューナーHIT7700。業界最小クラスのコンパクトボディーに加え、D端子によるハイビジョン映像出力(D3)にも対応する臨場感あふれるサウンドを実現するサラウンドアダプター
参考出品のサイドカメラキット。サイドミラー下部に装着するカメラと小型液晶モニターがセットになったもので、死角を減らすことで安全なドライブをサポートしてくれる

(安田 剛)
2011年 1月 15日