【東京オートサロン2012】 日産、マーチのプレミアムモデル「マーチニスモコンセプト」 「NV350キャラバン」のカスタムモデルも |
日産自動車とNISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)は、東京オートサロンの会場でマーチのプレミアムモデル「マーチニスモコンセプト」を発表した。
マーチニスモコンセプトは、NISMOが手がけたカスタマイズモデルのコンセプトカー。
NISMOはこれまでも限定的にコンプリートカーの製作を行ってきたが、昨年にこれまで以上にNISMOブランドを活かしたコンプリートカー製作を行っていくことを発表している。その第1弾、第2弾モデルが東京モーターショーで公開した「ジュークニスモコンセプト」「リーフニスモコンセプト」であり、マーチニスモコンセプトは第3弾にあたる。
ジュークニスモコンセプト | リーフニスモコンセプト |
その特徴は「本物のエアロ」を装着していることで、見せかけのエアロではなく空力を意識した作り込みがなされている点と言う。フロントセクションはベースのマーチから全面的に変更したほか、テールゲートスポイラーに付くリップスポイラー、リアバンパー部にディフューザーを装着しており、全体的に見るとより低く、存在感のあるスタイリングとしている。さらに、ドアミラーの形状変更も見直されており、ドアミラーのボリュームのピークを上部に持ってくることで、走行風の流れを上下に整流するデザインにしていると言う。
また、高性能サスペンションや軽量の17インチホイール、ミシュラン製「パイロット スポーツ3(205/45 ZR17)」を装着することにより操縦安定性を向上させ、よりスポーツドライビングを楽しめる仕様としている。
インテリアは、NISMO製の専用シートやステアリングを装着するなどスポーティな仕上がりとなっている。
アンベールされたマーチニスモコンセプト |
空力を追求したエアロパーツを装着する。さらに軽量ホイール、ハイグリップタイヤで操縦安定性を向上させている |
インテリアもスポーティな仕上がり |
そのほか、会場では今夏に発売を予定している「NV350 キャラバン」のカスタムモデル、NISMOがEV「リーフ」をレース用車両に仕立てた「リーフ NISMO RC」、SUPER GT参戦車両のほか、プロダクションモデルとして「NISSAN GT-R」の2012年モデル(Pure editionにのみ設定されるカスタマイズオプション「For TRACK PACK」装着車)や、セレナ/エルグランドのライダーシリーズなどを展示しており、日産車の魅力を余すことなく楽しめるブース展開となっている。
NV350 キャラバン ライダー | |
NISMOチームのSUPER GT参戦車両「MOTUL AUTECH GT-R」 | リーフ NISMO RC |
NISSAN GT-Rの2012年モデル(For TRACK PACK装着車) | セレナ/エルグランドのライダーシリーズ |
(編集部:小林 隆)
2012年 1月 13日