【2013ジュネーブショー】
メルセデス・ベンツ、「A45 AMG」をワールドプレミア、「CLA」やフェイスリフトした「Eクラス」など公開
(2013/3/18 18:19)
メルセデス・ベンツは、新型「Aクラス」のハイパフォーマンスモデル「A45 AMG」のワールドプレミアや、フェイスリフトした「Eクラス」、コンパクトな4ドアクーペのニューモデル「CLA」、最高出力を引き上げた「C63 AMG エディション507」など、多くの魅力的なモデルを公開した。
まず、ワールドプレミアとなった「A45 AMG」は、AMGが新規に開発した直列4気筒2リッターエンジンを搭載しており、1リッターあたり181HPという出力を誇る。ツインスクロールターボで過給され、最高出力360HP、最大トルク450Nmを発生。0-100km/h加速が4.6秒で、最高時速は250km/hでリミッターが作動する。省燃費性にも優れていて、6.9L/100km(14.4km/L)という数値をマークする。
組み合わせられるトランスミッションは、デュアルクラッチの7速。スピードシフトDCT7速と名付けられたトランスミッションは、SLS AMGでも使われたノウハウを共有しているという。
駆動方式は、新たに開発された4WD。燃費性能を求めるときにはフロントのみ駆動し、積極的に加速したいときや高速域でのコーナリング時など駆動力を必要とするときはリアにトルクが配分される。その際の前後トルク配分は、50:50となる。
「CLA」は、デトロイトショー前夜祭で初公開されたブランニューモデルで、欧州では初披露となった。4ドアクーペの先鞭となった「CLS」さながらのスタイリングをコンパクトにしたモデル。ボディーサイズは4630×1777×1437mm(全長×全幅×全高)で、「Cクラス」と同等。クーペスタイルのシルエットが生み出すCd値は0.22とスポーツカー以上の数値に仕上がっている。
搭載されるエンジンは、ガソリンモデルが直列4気筒の1.6リッターか2リッター。ディーゼルモデルが2.2リッターになる。トランスミッションは、6速MTか7速DCT。環境性能に優れた「180 BleuEFFICIENCY」の消費燃料は5L/100km(20km/L)となっている。
フェイスリフトなど大幅に改良された「Eクラス」も、デトロイトショーで世界初公開されたモデル。外観以外には、環境性能の高い2リッターエンジンの導入や、インテリジェントドライブの採用などが主な変更点だ。「ブルーダイレクト」と名付けられた直列4気筒のガソリンエンジンの燃費性能は5.8L/100km(17.2km/L)だ。
安全機能は、アクティブレーンキープアシストや対向車のハイビームを防眩するアダプティブハイビームアシストプラス、ブレーキアシストシステムのBASプラスなど、次期「Sクラス」より11項目の機能を導入している。