東京モーターショー2013

東京モーターショーに初出展するテスラモーターズ

プレミアムセダン「モデルS」とシャシーユニットを展示

プレスカンファレンスでは、アジア・パシフィック担当のケビン・ユー氏が「モデルS」の技術解説を行った
東京ビッグサイト 西2ホール 1階

会期:11月20日~12月1日(一般公開日:11月23日~12月1日、プレビューナイト:11月22日17時30分~)

 多くのIT企業が本拠地を置くシリコンバレーから生まれた電気自動車メーカーのテスラモーターズが東京モーターショーに初出展した。

 フォード、GM、クライスラーのビッグ3が東京モーターショーには出展していないため、唯一の米国メーカーとなるのがテスラモーターズだ。ロータスのシャシーを使ったEV(電気自動車)「テスラ ロードスター」で一躍脚光を浴びた同社が、一から自社設計と開発を行ったニューモデルが今回展示されている「テスラ モデルS」になる。来年の春には国内に導入される予定だという。

全長5mに迫るモデルS。唯一の米国メーカーの出展となる

 モデルSのボディーサイズは、4978×1964×1435mm(全長×全幅×全高)で、大きさとしてはEセグメントに分類される。大柄なボディーながらアルミニウムボディーを使うことで軽量化を図り、高出力のモーターを装備しているため0-100km/hの加速は標準モデルで5.6秒、パフォーマンスモデルならわずか4.4秒。トップスピードも212km/hをマークする。

 ダブルウィッシュボーンのサスペンションやアンチロールバー、トラクションコントロールとスタビリティコントロールなどの機能も装備していて、環境性能に優れたEVだけでなく、ハンドリングや走る楽しさも十分に持ち合わせている。

 バッテリーは、60kWhと85kWhの2タイプがあり、最大航続可能距離は約500km。現状販売されている一般のEVの航続可能距離を大幅に上回り、移動可能範囲が増えることで通常の内燃機関モデルと変らない使い方ができる。

 気になる充電方法だが、国内で配置が進んでるCHAdeMOの急速充電にも対応するアダプターが用意されるほか、テスラ独自のスーパーチャージャー、100Vからの充電など多様性のある充電が可能となっている。ちなみに、テスラスーパーチャージャーを使うと1時間の充電で500kmの走行が可能。

 東京モーターショー期間中は、お台場のメガウェブでもモデルSを展示していて、こちらでは予約制だが公道での試乗もできるというので、ぜひ訪れてみてほしい。

インパネは、従来のクルマとは異なった雰囲気。大型のタッチスクリーンが目を引く
メーターもフルグラフィックスモニターになっていて、多くの情報を表示している
センターコンソールには、17インチの大型タッチスクリーンが装備され、ナビや車高やダンパーなどの車両コントロール、オーディオといった項目を調整できる
フロントボンネット下には、収納スペースが用意される
リアラゲッジスペースには2つのエマージェンシーシートを装備。シートを折りたためば大きなラゲッジスペースが生まれる
充電方法は、国内のCHAdeMOにも対応するアダプターが装備されている
モデルSのシャシー。フラットなフロアで床下にはバッテリーが搭載されている
リア駆動となるモーター。バッテリー容量は60kWhと85kWhの2タイプで、出力の高いハイパフォーマンスモデルも選べる
モデルSは多くのカラーバリエーションが選べるのも特徴で、42インチのスクリーンではユーザーが実際にカラーを選びモディファイしたモデルSを見ることができる

【お詫びと訂正】記事初出時、テスラスーパーチャージャーによる1時間充電時の航続距離を100kmと表記しておりましたが、正しくは500kmとなります。お詫びして訂正させていただきます。

真鍋裕行

1980年生まれ。大学在学中から自動車雑誌の編集に携わり、その後チューニングやカスタマイズ誌の編集者になる。2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立。現在は、編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで、幅広くリポートしている。また、雑誌、Webサイトのプロデュースにも力を入れていて、誌面を通してクルマの「走る」「触れる」「イジる」楽しさをユーザーの側面から分かりやすく提供中。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。