東京モーターショー2013
東京モーターショーに初出展するテスラモーターズ
プレミアムセダン「モデルS」とシャシーユニットを展示
(2013/11/22 20:33)
多くのIT企業が本拠地を置くシリコンバレーから生まれた電気自動車メーカーのテスラモーターズが東京モーターショーに初出展した。
フォード、GM、クライスラーのビッグ3が東京モーターショーには出展していないため、唯一の米国メーカーとなるのがテスラモーターズだ。ロータスのシャシーを使ったEV(電気自動車)「テスラ ロードスター」で一躍脚光を浴びた同社が、一から自社設計と開発を行ったニューモデルが今回展示されている「テスラ モデルS」になる。来年の春には国内に導入される予定だという。
モデルSのボディーサイズは、4978×1964×1435mm(全長×全幅×全高)で、大きさとしてはEセグメントに分類される。大柄なボディーながらアルミニウムボディーを使うことで軽量化を図り、高出力のモーターを装備しているため0-100km/hの加速は標準モデルで5.6秒、パフォーマンスモデルならわずか4.4秒。トップスピードも212km/hをマークする。
ダブルウィッシュボーンのサスペンションやアンチロールバー、トラクションコントロールとスタビリティコントロールなどの機能も装備していて、環境性能に優れたEVだけでなく、ハンドリングや走る楽しさも十分に持ち合わせている。
バッテリーは、60kWhと85kWhの2タイプがあり、最大航続可能距離は約500km。現状販売されている一般のEVの航続可能距離を大幅に上回り、移動可能範囲が増えることで通常の内燃機関モデルと変らない使い方ができる。
気になる充電方法だが、国内で配置が進んでるCHAdeMOの急速充電にも対応するアダプターが用意されるほか、テスラ独自のスーパーチャージャー、100Vからの充電など多様性のある充電が可能となっている。ちなみに、テスラスーパーチャージャーを使うと1時間の充電で500kmの走行が可能。
東京モーターショー期間中は、お台場のメガウェブでもモデルSを展示していて、こちらでは予約制だが公道での試乗もできるというので、ぜひ訪れてみてほしい。
【お詫びと訂正】記事初出時、テスラスーパーチャージャーによる1時間充電時の航続距離を100kmと表記しておりましたが、正しくは500kmとなります。お詫びして訂正させていただきます。