イベントレポート

「WRX」「WRX STI」「XV STI Performance」をインドネシア初公開したスバル

WRX STIは水平対向4気筒2.5リッターのEJ25バージョン

2014年9月18日~28日(現地時間)開催

インドネシア ジャカルタ

Jakarta International Expo

インドネシアの街中では見かけることの少ないスバル車だが、WRX STIの人気は抜群

 9月18日(現地時間)にインドネシアの首都ジャカルタで開幕した「第22回インドネシア国際モーターショー(The 22nd Indonesia International Motor Show)」(以下、インドネシアモーターショー)において、スバル(富士重工業)は「WRX」「WRX STI」「XV STI Performance」の3台をインドネシアで初公開した。

 4ドアセダンのWRXは、日本では「WRX S4」と明確に区別されたネーミングとなっているが、インドネシアでは米国などと同じく「S4」のつかない車名で登場。直噴ターボのFA20型エンジンを搭載するものの、日本のパワースペックである300PS/5600rpm、400Nm/2000-4800rpmと比べ、出力・トルクとも抑えた268PS/5600rpm、350Nm/2400-5200rpmという仕様になっている。トランスミッションは、チェーン式のCVTであるリニアトロニックを用いる。

 WRX STIは、日本と異なり水平対向4気筒2.5リッターのEJ25型エンジン搭載仕様で公開。アメリカやイギリス、そしてオーストラリアなどと同様で、パワースペックも最高出力300PS/6000rpm、最大トルク407Nm/4000rpmとなっていた。

WRX STIのアンベール。青い幕を1枚取ると、青い服を着た女性がクルマにまとわりついていた。斬新(?)な演出
2.5リッターのEJ25型エンジンを搭載するWRX STI
WRXは直噴ターボのFA20型エンジンを搭載。今後のスバルの主流となるエンジン

 XV STI Performanceは、スバルのコンパクトSUV「XV」にSTI製のパーツを装着したモデル。STIルーフスポイラー、STIリアアンダースポイラー、STIフロントアンダースポイラー、STIフレキシタワーバーの4製品が加わったほか、STI Performanceバッヂが装着されている。

 そのほかスバルブースには、コンセプトカー「SUBARU VIZIV CONCEPT」や「フォレスター」のカットモデルなども展示。VIZIV CONCEPTは、コンセプトカーとしてVIZIV 2 CONCEPTに進化しているためか、展示もブースの片隅に置かれていた。

XV STI Performanceは素直なアンベールで登場
各部にSTI製パーツが装着されるXV STI Performance
寂しい展示となっていたSUBARU VIZIV CONCEPT
BRZ
フォレスターのカットモデル。スバルの4WD機構がよく分かる

編集部:谷川 潔

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