インドネシア国際モーターショー2014
環境先進企業であることを前面に打ち出したトヨタ
燃料電池車「FCVコンセプト」をインドネシア初展示
(2014/9/19 02:54)
- 2014年9月18日~28日(現地時間)開催
- インドネシア ジャカルタ
- Jakarta International Expo
9月18日にインドネシアの首都ジャカルタで開幕した「第22回インドネシア国際モーターショー(The 22nd Indonesia International Motor Show)」(以下、インドネシアモーターショー)。世界で4番目となる人口を背景に経済が急成長するインドネシアでは、ここ数年で自動車マーケットも着実に成長。2013年の自動車販売台数は約130万台にもなった。
そのインドネシアの自動車マーケットにおいて30%以上というトップシェアを持つのがトヨタ自動車。そのトヨタは、2014年のインドネシアモーターショーで、燃料電池車「FCVコンセプト」、未来の「愛車」を具現化したコンセプトカー「FV2」、新型「RAV4」の3台をインドネシアで初公開した。
プレゼンテーションを行ったのはPT Toyota-Astra Motor(TAM)のPresident Directorを努める福井弘之氏。福井氏は、インドネシアの自動車市場の成長とトヨタの成長を示したほか、PT. Toyota Motor Manufacturing Indonesia(TMMIN)がカラワンに新たに建設するエンジン工場(2016年初頭に生産開始予定。21万6000基/年)を紹介。トヨタのインドネシア内生産がインドネシア国内にとどまらず、東南アジアや中東への輸出もターゲットにしていると語った。
今年のトヨタブースのコンセプトは「Creating Tomorrow for Indonesia」となっており、インドネシア経済の成長とともに歩む企業としてトヨタを紹介。燃料電池車であるFCVコンセプトを大きくアピールすることで環境先進企業としてのトヨタを印象づけていた。