インドネシア国際モーターショー2014
スズキ、インドネシア政府のLCGCに対応する「ワゴンR GS」を出展
直列3気筒1.0リッターのK10B型エンジンを搭載
(2014/9/20 14:31)
- 2014年9月18日~28日(現地時間)開催
- インドネシア ジャカルタ
- Jakarta International Expo
スズキは、9月18日(現地時間)にインドネシアの首都ジャカルタで開幕した「第22回インドネシア国際モーターショー(The 22nd Indonesia International Motor Show)」(以下、インドネシアモーターショー)で、小型乗用車「ワゴンR」の新グレードとなる「ワゴンR GS」(現地名:Karimun Wagon R GS」を発表。
このワゴンR GSは、インドネシア政府の進めるLCGC(Low Cost Green Car)政策に適合するモデルとして販売され、税制上の優遇措置を受けることができる。
日本では0.66リッターの軽自動車であるワゴンRだが、インドネシアでは1.0リッターの仕様に変更されている。ワゴンR GSのベース車は日本の軽自動車「ワゴンR スティングレー」で、外観はワゴンRからよりスポーティなものに変更されている。エンジンは最高出力68PS/6200rpm、最大トルク90Nm/3500rpmを発生する直列3気筒のK10Bエンジンを搭載。トランスミッションは5速MTとなっている。
スズキブースでは、このワゴンR GSを大量展示。インドネシアでは経済成長に伴い、庶民の足がバイクからクルマに移りつつあるところ。インドネシア政府の施策もそういったことを後押しするためのものであり、多くの来場者にワゴンR GSを見てもらいたいからだろう。
ワゴンR GSのほかには、「SX4 S-CROSS」「セレリオ」「ハスラー」を参考展示。とくにハスラーは注目の的で、多くの人が各部を確認していた。
スズキのプレスカンファレンスには鈴木俊宏副社長が登壇。スズキの2013年の世界販売台数が269万台であることを語るとともに、スズキにとってインドネシアが、インド、日本、中国に次ぐ第4の市場であることを示した。この成長する市場に対し、スズキは投資を加速。2015年1月から稼働する、ジャカルタ東方にあるGIIC(Greenland International Industrial Center)工業団地の新しい四輪車組立工場を紹介。年産25万台の生産能力を持ち、増大するインドネシアの自動車需要に応えていくとともに、インドネシアからの輸出も担っていく。