北京モーターショー2016
独フォルクスワーゲン、プラグインハイブリッドのSUV「Tプライム コンセプト GTE」世界初公開
今後3~4年間で中国市場にEVやPHVなど7モデル導入
(2016/4/28 18:51)
- 2016年4月25日(現地時間) 発表
独フォルクスワーゲンは、北京モーターショー2016でPHV(プラグインハイブリッド)のSUV「Tプライム コンセプト GTE」を世界初公開した。
フォルクスワーゲンでは中国での現地開発や生産を強化していくために、新しい開発拠点とデザインセンターを中国に設ける予定。中国における電動化車両の導入についても積極的に行なっていくようで、今後3~4年間で7モデルのEVとプラグインハイブリッド車を導入していくという。
そうした環境の中で発表されたTプライム コンセプト GTEは、フォルクスワーゲンいわく“プレミアムSUV”という位置づけで、プラグインハイブリッドシステムと4輪駆動システムを組み合わせているのが特徴になる。
エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせて最高出力は280kW(381PS)を発生。トランスミッションは8速ATとなっている。また、バッテリー駆動によるゼロエミッション状態では約50kmの走行が可能。
Tプライム コンセプト GTEはインテリアにも特徴があり、インフォテイメントや操作類は完全にデジタル化されていて、ジェスチャーコントロールを取り入れている。
フォルクスワーゲンでは、SUVの需要が旺盛となっている中国市場に向けて、今後も勢力的に多数のモデルを導入していくという。ヨーロッパデビューをはたした新型「ティグアン」のホイールベースをストレッチしたモデルや、それよりも大型のモデル、小型でいえば「ゴルフ」や「ポロ」をベースとしたSUVが用意されるそうだ。