CES 2016

レクサス車でApple CarPlayが使える「ビートソニック Apple CarPlay for LEXUS」を体験

「リモートタッチ」のフォースフィードバックを活用

2016年1月6日〜9日 開催

ビートソニックの「Apple CarPlay for LEXUS」

 「CES 2016」の開催前には、多くの企業・団体がCESでの展示内容を発表している。Car Watchでもそのいくつかを取り上げたが、その中でも反響が大きかったのがビートソニックの「Apple CarPlay for LEXUS」だ。

 ビートソニックはスマートフォンの画面をカーナビに映し出すキットや、各種アンテナなどを手掛ける自動車用品メーカーとして知られており、それらの開発過程でさまざまな車種の解析情報を蓄積している。

 Apple CarPlay for LEXUSは、製品名からも分かるように、レクサス車でCarPlayを使えるようにするキット。ビードソニックは開発版ではあるものの、CESで実際の動作デモを行なっていたので体験してみた。

 CarPlayの利用方法は実に簡単。iPhoneをUSB-Lightningコネクタに接続するだけでデモ機の画面がCarPlay画面になる。リモートタッチの操作でアプリを順次選択、そのアプリを選べば、当然のようにアプリが起動する。

ビートソニックの「Apple CarPlay for LEXUS」

 とくにユニークなのはマップでの位置選択で、最新のレクサス車に装備されるフォースフィードバック機能を持つ「リモートタッチ」でポインティングが可能だ。担当者の説明によると、ビードソニックはAppleの「MFiライセンスプログラム」に参加しており、Appleから技術情報が開示されている。そのため、iPhone側の信号は理解しており、後はレクサス純正システムとの信号のやり取りにあったという。これに関してもビードソニックには各種製品の開発経験があり、そのノウハウを活用。ポインティングに関しては、レクサスのリモートタッチで使われているフォースフィードバック信号を活用。フォースフィードバックが発生した個所を特定することで、ポインティングすべき座標を得ているという。

 また、iPhoneの便利機能である「Siri」にも対応。Siriに話しかけることで目的地設定などもでき、ハンズフリー(Appleではアイズフリーとして訴求)でのiPhoneコントロールを実現している。

マップ画面のポインティングも可能
Siriによるハンズフリーコントロールのデモ。CESの会場はさまざまな音楽がガンガンかかっているため、マイクに近づいて発声。無事、名古屋駅を見つけてくれた

 製品化の予定は2016年6月で、対応するレクサス車は「GS」から。その後、「RX」「IS」「NX」に順次対応していくという。また、同様の仕組みで「Android Auto」にも対応でき、こちらは年内を目処にしたファームアップによる対応を図る。つまり、6月に購入した製品で、CarPlayだけでなくAndroid Autoにも対応するわけだ。純正システムが外観の変化なくCarPlayやAndroid Autoに対応するのは魅力的。レクサスオーナーであれば、ぜひ注目していただきたい製品だ。

(編集部:谷川 潔)