トヨタ、“Let's Go Beyond”を旗印に「ミライ」「i-Road」などインドネシア初披露

「Beyond Mobility」のコンセプトを掲げたトヨタブース。燃料電池車「ミライ」を初披露

　トヨタ自動車は8月20日、インドネシアで開幕した「2015年 GAIKINDO インドネシア国際オートショー(GIIAS)」で、7人乗りミニバンの「Avanza（アバンザ）」のほか、燃料電池車「ミライ（MIRAI）」、パーソナルモビリティ「i-ROAD」、新型「アルファード ハイブリッド」をインドネシア初公開した。

Let's Go Beyondをタグラインに並べ、これまでの取り組みを振り返るとともに新工場の立ち上げなど、インドネシアとともに成長する将来に向けたトヨタの姿勢を示した

　プレスカンファレンスでは、トヨタ自動車の常務役員でTAM（Toyota-Astra Motor）のPresident Directorを努める福井弘之氏がプレゼンテーションを行い、インドネシアの自動車市場におけるこれまでのトヨタの取り組みを紹介するとともに、“Let's Go Beyond”を旗印に掲げ、トヨタのグローバル戦略における重要な国の1つと位置づけ、インドネシアとともに成長していくトヨタの姿勢を示した。

トヨタ自動車 常務役員でTAM代表の福井弘之氏がプレゼンテーション

　今回の出展に関して、福井氏は「トヨタとしては“Let's Go Beyond”を旗印に、インドネシアの将来がどう変わっていくのかを示すために、ミライとi-Roadを出展しました。また、近未来のモデルとしてアルファード ハイブリッドをインドネシアに導入します」とコメント。

　同ステージでは、インドネシアのベストセラーモデル「アバンザ」の改良モデルがお披露目され、福井氏は「外装を変えるとともにエンジンも燃費も改善しました。内装もアップグレードしてインドネシアの経済成長に合わせたモデルになった」と、その仕上がりに自信を示した。

　今回、トヨタはトヨタブースに加えて、レクサスブースも用意して「RX」のプロトタイプを展示するとともに、商用車ブースにおいては新型「ハイラックス」を出展した。

　福井氏は「水素ステーションの問題からインドネシアへの投入はまだ先になると思うが、ミライというクルマがあるということをお伝えしたいとともに、トヨタとしてはハイラックスなど、どんどん新車を投入してインドネシアの経済を盛り上げていきたい」と、同市場に対する意気込みを話した。

燃料電池車の「ミライ」

電動3輪モデル「i-Road」

燃料電池車のミライ、電動3輪モデルのi-Road を披露するとともに、新型「アバンザ」やアルファードハイブリッドの導入を発表

コンパクトカー「ヤリス」をオープンにしたコンセプトモデル

インドネシアでベストセラーモデルとなっている7人乗り3列シートミニバン「Avanza（アバンザ）」の改良モデル

インドネシアでは3列シートのSUVモデルとして販売される「ラッシュ」

スポーツタイプの「86」からミニバンまで揃えた全方位の展示

商用車が並ぶホールでは新型「ハイラックス」を展示

新型「RX」のプロトタイプを展示

メルセデス・ベンツやアウディなどプレミアムブランドが並ぶゾーンにレクサスもブースを用意