【東京モーターショー2011】 メルセデス・ベンツ、新型「Bクラス」と次期「Aクラス」で若い顧客を狙う |
メルセデス・ベンツ・ブースの中央ステージに展示されたのは、いずれもジャパンプレミアの新型「Bクラス」と「コンセプトA」だ。
左からシュミット氏、ウインクラー氏、メルセデス・ベンツ日本のニコラス・スピークス社長 |
■若い顧客を獲得するためのAとB
独メルセデス・ベンツのセールス・マーケティング担当であるヨアヒム・シュミット氏はプレスカンファレンスで、コンセプトAを「全く新しいコンパクトカーの新世代のアペタイザー。日本で2013年に発売される次期Aクラスの青写真」と紹介。また新型Bクラスを「新世代のコンパクトカーの第1弾となるモデル。多用途で万能、ダイナミックな走りが楽しめる上、効率や安全性にも優れる」とした。
新型Bクラスは新開発の直噴ガソリンユニット、アイドリングストップ機能、デュアルクラッチトランスミッションなど、プラットフォームもパワーユニットも新開発されたブランニューカーだ。このプラットフォームはAクラスにも引き継がれ、同社のコンパクトセグメントが一新される。
シュミット氏は「若くダイナミックなクルマとして、これまでショッピング・リストにメルセデス・ベンツを加えてこなかったような若い人々にも訴求していきたい」とした。
このほか市販モデルとしてはやはり2012年に日本市場に投入される予定の新型「Mクラス」や、「C 63 AMG」の最強モデル「ブラックシリーズ」、「SLS AMGロードスター」などが展示されている。
新型Bクラス(左)とコンセプトA | 新型Bクラス | |
上級クラスなみのさまざまなハイテク安全装備を搭載する | ||
新型Bクラスの新開発直噴ユニットとデュアルクラッチトランスミッション |
コンセプトA |
新型Mクラス | ||
■スマートは特別仕様車が好評
同社が持ち込んだコンセプトカー「F125!」は、同社による「自動車発明125周年」(=メルセデス・ベンツ創業125周年)の名前を頂くハイエンドモデルだ。シュミット氏はF125!を「未来のSクラスの姿を先取りしたモデル」と紹介。
F125!は水素をエネルギー源とする燃料電池車だが、リチウム・サルファ・バッテリーを搭載し、プラグイン充電にも対応する。水素を吸蔵するタンクはボディーシェルと一体になっており、1回の水素充填で1000kmの走行が可能だ。また、インターネット接続可能なインフォテインメントシステムも備える。
F125! |
スマート電気自動車(左)とスマート・フォー・ビジョン |
もう1つのコンセプトカーは「スマート・フォー・ビジョン」。スマートにはすでに電気自動車(EV)があるが、フォー・ビジョンもEVのコンセプトモデルであり、赤外線反射塗料、高機能断熱材、クローズトゥボディーと呼ばれる体の周辺を温める暖房などによる温度管理機能、100%プラスチック製の軽量ホイール、ルーフに埋め込まれた透明な太陽電池などを備えた未来のスマートだ。
スマートブランドのヘッドであるアネット・ウインクラー氏は、「東京はスマートの開発にインスピレーションを与えてくれたメガシティの1つ。スマートは大都市のために作られたクルマ」と述べ、2011年の日本での販売が前年比20%増と好調なことをアピール。その原動力はいくつもの特別仕様車で、来年もさまざまな特別仕様車を日本の顧客のために提供するとした。
スマート・フォー・ビジョン。天井のハニカム構造が透明な太陽電池 | ||
来年、日本に導入されるスマートの特別仕様車「テイラーメイド」 | ||
マイバッハ57S |
SLS AMG ロードスター |
C 63 AMG ブラックシリーズ | クリーンディーゼルの後処理システム「BlueTEC」の仕組みを説明する模型 | メルセデス・ベンツは東京ビッグサイトと六本木のメルセデス・ベンツ・コネクション間に独自の無料シャトルバスを走らせている |
(編集部:田中真一郎)
2011年 12月 2日