NEXCO東日本、ETCで前車に接近する手口の不正通行者が逮捕

  東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)関東支社は30日、有料道路通行料金を支払わずに強行突破を繰り返していた不正通行者が、千葉県警によって逮捕されたと発表した。

  今回の発表は、京葉道路船橋本線料金所において通行料金を支払わずに強行突破を繰り返していた不正通行者が、道路整備特別措置法違反の容疑で逮捕されたというもの。容疑者の手口は、ETCレーンで前車との車間距離をほとんど取らずに走行してETCレーンを通過するというもので、NEXCO東日本が千葉県警察本部高速道路交通警察隊に通報したことがきっかけで逮捕されたという。

  NEXCO東日本では、不正通行者に対しては「不正通行監視カメラなどを活用し、“不正通行は許さない”という強い姿勢で取り組んできた」とした上で、今回の件については「重大事故につながりかねない危険で悪質な不正通行を行った容疑者が逮捕されたことは、安全面からも意義のあるものと考えている」、とコメント。今後も不正通行に対しては毅然とした態度で臨むとともに、警察の捜査に積極的に協力し、不正通行対策に取り組むとしている。

  道路整備特別措置法は、通行または利用について料金を徴収できることができる道路の、新設や維持など管理を行う場合の特別措置を定めた法律。旧日本道路公団をはじめとした道路関係4公団の民営化に伴って2005年10月に改正され、高速道路会社が定めた通行方法に違反して通行した車両の運転手には刑事罰が科せられる。

URL
東日本高速道路株式会社
http://www.e-nexco.co.jp/
ニュースリリース
http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/kanto/h20/0930/

(編集部:大久保有規彦)
2008年9月30日