最も歴史のある「パリモーターショー」が明日開幕
ホンダのハイブリッドコンセプトカーや6代目ゴルフが出展

会期:10月2日~19日(現地時間)
会場:フランス パリ Paris Expo Porte de Versailles


 
  10月2日(現地時間)、フランス パリのParis Expo Porte de Versaillesにおいて「Mondial de l'Automobile」(モンディアル・ド・ロトモビル)が開幕する。会期は10月19日まで。10月2~3日は報道関係者向けのプレスデイとなり、4日から一般公開される。

  Mondial de l'Automobile、通称「パリモーターショー」は、今年で110回目を迎える、世界で最も歴史のあるモーターショー。現在ではジュネーブ(スイス)、フランクフルト(ドイツ)、デトロイト(アメリカ)、東京(日本)と並んで「5大モーターショー」と称されている。偶数年の10月に開催されており、奇数年開催のフランクフルトショーとの交互開催となっている。

  今年は、世界25カ国から362の自動車関連ブランドの出展が見込まれている。また、前回実績では100カ国から1万1000人以上のジャーナリストが取材に訪れたという。

  土地柄、欧州メーカーの大きな発表が多く、今年もフォルクスワーゲンの6代目ゴルフのようなビッグネームの発表が予告されている。また、ホンダがハイブリッドカー「インサイト」の出展を予告するなど、欧州以外のメーカーの世界戦略の発表も予告されている。

  会場のParis Expo Porte de Versaillesは、展示総面積40万m2を超える広大な見本市会場で、8つのホールを持つ。ホール1、3、4、5が乗用車の展示会場に割り当てられており、全体の半分以上を占める。残りのスペースでカーエレクトロニクスや用品、サービスなどの展示が行われるほか、「TAXIS DU MONDE」(世界のタクシー)といった特別展も開催される。

  開幕前日となる10月1日、会場のParis Expoではすでに報道関係者の受付が始まっているほか、ブースなどの設営であわただしい雰囲気が漂っている。まだ入場は許されていないものの、さまざまな業者やトラックが出入りし、会場内にて急ピッチで展示設営を行っている様子が外からもうかがえた。

  また、パリの街中では、多数のバスがパリモーターショーの広告を付けて走っているほか、書店に並んでいる自動車雑誌がのきなみパリモーターショーの特集を組んでいる。

  Car Watchでは連日、パリモーターショーでの各社のプレスカンファレンスやブースの模様をレポートする。

 

会場で最も大きなホール1の入場ゲート展示関係者や搬入車両がひっきりなしに出入りするParis Expo Porte de Versaillesは8つのホールで構成される
 
ホール5にはGM系ブランドとスバルらが出展
報道関係者の受付。世界中からジャーナリストがやってくる主要自動車雑誌はモーターショー一色

URL
Mondial de l'Automobile(英文)
http://www.mondialautomobile.com/

(編集部:田中真一郎)
2008年10月1日