横浜ゴム、スポーツタイヤの新製品「ADVAN NEOVA AD08」
WTCCコントロールタイヤの技術を搭載

ADVAN NEOVA AD08
2009年2月発売
オープンプライス



  横浜ゴムは、スポーツタイヤの新製品「ADVAN NEOVA AD08(アドバン・ネオバ・エイディーゼロハチ)」を2009年2月に発売する。195/55R15 85V~295/30R19 100Wの全39サイズを用意し、販売価格はオープンプライス。

  ADVAN NEOVA AD08は、従来品「ADVAN Neova AD07」を6年ぶりにモデルチェンジして発売するスポーツタイヤ。「競技用タイヤを除いて、一番速く、一番楽しいスポーツタイヤ」という従来品のコンセプトを基本とし、モータースポーツタイヤの最新商品「ADVAN A050」や、FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)へのワンメイクタイヤ供給で培った技術とノウハウを搭載しているという。

  特長としては ADVAN Neova AD07のタイヤコンパウンド「MSコンパウンド」を元に、ポリマーを一新し、WTCCコントロールタイヤにも採用された新配合剤を追加したタイヤコンパウンド「MSコンパウンド2」を採用。路面の微細な突起に入り込んでグリップ力を向上させるほか、熱ダレや摩耗を抑制しグリップ力を最後まで持続させている。

  また、トレッドパターンには、連続的な曲線でタイヤ寿命やウェット路面での排水性を向上させる「シーケンシャルラウンドグルーブ」、切れ目なく連続させた単一ブロックによってトレッド部の剛性とグリップを向上させる「ユニブロックショルダー」、溝壁にグルーブを刻みタイヤの偏摩耗を抑制する「グルーブinグルーブ」を組み合わせた新トレッドパターンを採用。このほか、サイドウォール内部にスチールインナーウォールを内蔵し、ケーシング剛性を強化している。

  横浜ゴムでは、これら新機能などにより、「筑波サーキット」のドライ路面を三菱の「ランサー エボリューションX」で走行した場合で、ADVAN Neova AD07と比較して平均ラップタイムで0.587秒、ベストラップタイムで0.711秒短縮できたとしている。また、11月4日から米国ラスベガスで開催される「SEMAショー2008」で発表し、世界主要国で順次発売する予定だ。

ADVAN NEOVA AD08のトレッドパターンスチールインナーウォール

 

URL
横浜ゴム株式会社
http://www.yrc.co.jp/
ニュースリリース
http://www.yrc-pressroom.jp/html/200811414tr001.html

(編集部:大久保有規彦)
2008年11月4日