ブリヂストン、2009年シーズンのF1用タイヤにグリーンライン
「MAKE CARS GREEN」キャンペーンをF1全戦で訴求

グリーンのラインが引かれた2009年シーズン用のF1タイヤ。写真左から、ドライ用ソフトタイヤ(リア)、ドライ用ソフトタイヤ(フロント)、エクストリーム・ウェザー(リア)

2009年2月26日発表




 ブリヂストンは2月26日、2009年のF1世界選手権用のタイヤ「MAKE CARS GREEN TYRE」を全戦全チームに供給すると発表した。

 F1用タイヤには、ドライ用としてコンパウンド(ゴムの硬さ)の異なるハードとソフトが、雨などのウェット用としてウェットやエクストリーム・ウェザー(大雨)用が供給されている。2008年はドライ用ソフトタイヤを識別するため、タイヤ表面の溝にホワイトラインが引かれていた。

 また、ブリヂストンは2008年のF1日本GPにおいて、そのラインをホワイトからグリーンに変更したMAKE CARS GREEN TYREを使用することで、F1を統括するFIAと共同展開している環境啓発活動「MAKE CARS GREEN(エコドライブで地球にやさしく)」キャンペーンを訴求していた。

 今回の発表はその訴求を2009年のF1開催全戦に広げていくもので、ドライ用のソフトタイヤと、ウェット用のエクストリーム・ウェザーにグリーンのラインが引かれる。なお、1998年から2008年までドライ用タイヤは表面に溝のあるグルーブドタイヤが使われていたが、2009年シーズンから表面に溝のないスリックタイヤとなるため、ドライ用ソフトタイヤはサイドウォールにグリーンのラインが引かれる。

 2008年のF1日本GPでは、グリーンのラインを手作業で塗るブリヂストンのスタッフの姿が一部ファンの間で話題となったが、ブリヂストンの広報部によると2009年シーズンも「手書き」とのこと。

 2009年シーズンのF1開幕戦は、3月27日~29日に開催されるオーストラリアGP。

 タイヤサイズは、以下のとおり

・ドライ(ハード、ソフト)
270/55 R13(フロント)
325/45 R13(リア)
・ウェット
265/55 R13(フロント)
325/45 R13(リア)
・エクストリーム・ウェザー
245/55 R13(フロント)
325/45 R13(リア)

 

(編集部:編集部:谷川 潔)
2009年 2月 26日