三菱、田町の本社ショールームを3月27日にオープン
消費電力削減や自然素材の採用などの環境対応がテーマ

本社ショールーム(イメージ図)

2009年3月27日オープン



 三菱自動車工業は、東京都港区芝の本社ショールームを3月27日にオープンする。

 三菱は、2006年12月に本社を品川から現在の田町に移転しており、移転を受けて品川の本社ショールームを閉鎖していた。今回オープンするショールームは、三菱の本社が所在する「第一田町ビル」の1階に設けられ、同社のコミュニケーションワード「Drive@earth」の理念である「地球を走る、地球を生きる」を具現化させたとしており、照明の省エネ化や自然素材の採用といった環境対応がテーマとなっている。

 照明は、LED照明とディフューザー付きHID照明を併用することで、ショールームとして十分な明るさを確保しつつ、室内の明るさに濃淡をつける演出を施している。また、従来のショールーム照明と比較して消費電力量を約35%低減し、年間約19トンのCO2排出量を削減。環境省が推進している「平成20年度 省エネ照明デザインモデル事業」にも認定されている。

 内装は、「大地と先進性」をデザインテーマに設定。受付には、左官アーティストの挟土秀平氏による土壁の「大地のアートワーク」を施している。企画展示スペース「環境ギャラリー」では、床材に自然素材の手作りテラコッタタイルを採用し、壁面には植物を装飾した「ウォールガーデン」で自然の風景を演出。ショールーム内には、「風」をモチーフとした20×5m(幅×高さ)の「コーポレートビジョンウォール」を配置して自然を取り入れた空間を設けている。

 ショールームでは、「パジェロ」「ランサーエボリューションX」「デリカD:5」等などの車両を展示する予定で、時期により展示車両は入れ替えられる。展示時間は9時~20時を予定している。住所は東京都港区芝5丁目33-8で、最寄り駅はJR山手線/京浜東北線の田町駅、または都営浅草線/三田線の三田駅。

(編集部:大久保有規彦)
2009年 3月 3日