ホンダ、F1チームを元代表のロス・ブロウン氏に売却
2009年開幕戦から「Brawn GP」として参戦

ロス・ブロウン氏
(2008年10月7日撮影)

2009年3月6日発表



 本田技研工業は3月6日、Honda Racing F1 Team(HRF1)をロス・ブロウン氏に売却したと発表した。

 ホンダは、2008年12月5日のF1撤退表明以来、HRF1を新たなチームとして存続できるよう様々な検討や協議を重ねてきた。今回、HRF1の代表であったロス・ブロウン氏がチーム運営を決断し、HRF1従業員の雇用継続、F1参戦の継続、工場をはじめとするリソースの有効活用などの売却条件を満たしたことから、持株会社であるHonda GP Holdingsが保有するHRF1の株式100%をブロウン氏に売却した。売却は2月下旬のホンダの経営会議で決定され、3月5日(現地時間)に実行された。売却額は非公開。

 今後、HRF1はBrawn GP Formula One Team(ブロウン・ジーピー・フォーミュラ・ワン・チーム)として、2009年のF1グランプリ開幕戦から参戦する計画だとしている。

(編集部:)
2009年 3月 6日