富士スピードウェイイメージガール「クレインズ」がやってきた
4月4日、5日開催のフォーミュラ・ニッポン開幕戦をアピール

Car Watch編集部を訪れたクレインズの布施曜子さんと秋葉ミキさん

2009年3月26日




フォーミュラ・ニッポンの開幕戦は4月4日、5日富士スピードウェイで開催

 富士スピードウェイのイメージガール「クレインズ」が、4月4日、5日に開催されるフォーミュラ・ニッポンの開幕戦PRのため、Car Watch編集部に来社した。

 来社したのは2009年のクレインズを務める布施曜子さんと秋葉ミキさんで、2人は2009年から加わったクレインズの新規メンバー。クレインズは、ほかに昨年からのメンバーであるますあやさんを加えた3人で結成される。クレインズという名前は、英語で鶴を意味する「CRANE」から来ていて、富士スピードウェイのメインスタンドの屋根が折り鶴をモチーフにして作られたことがその名の由来とのこと。2006年に誕生した3人組のユニットで、今年で3期目となる。

布施曜子さんは今期メンバーのリーダーを務める。イメージガールは初めての経験で、これまでは、タレントとして活躍。なんと資生堂のTUBAKIのCM出演経験もあるとか。オススメの観戦ポイントは、「オーバーテイクポイントとなる1コーナーです」と言う秋葉ミキさんはこれまでレースクイーンの経験があり。「ほかのサーキットに比べて富士スピードウェイはとてもキレイで女性のお客さんにもぜひ来てほしいです。富士スピードウェイから見える富士山もとってもきれいですよ」とのこと鶴をイメージしたクレインズのキメポーズ

 フォーミュラ・ニッポンの魅力をクレインズの2人に聞いてみると、今シーズンからは「新シャシー」「新エンジン」「新システム」になったので「今まで以上に速くておもしろいレースが見られます」とのこと。特にオーバーテイクボタンとオーバーテイクランプが特徴と言う。オーバーテイクボタンとは、それを押すことによってエンジンの回転数制限が20秒の間、400rpm転引き上げられるというもの。このシステムはこれまでにも同様のものがF1やインディで採用されていたが、マシンに付けられたオーバーテイクランプが点滅や点灯することで、観客からもオーバーテイクシステムの作動状況や残り回数が分かるオーバーテイクランプは、世界初の採用。勝負の駆け引きが分かりやすくなることで、今まで以上に楽しんでもらえるとのことだ。使えるのは1レースに5回までで「私たちだったらすぐに使い切っちゃいます」と2人。

 また、注目のドライバーについて聞くと、秋葉さんは「F3の頃から見ているので、今シーズンからフォーミュラ・ニッポンにステップアップした大嶋和也選手に注目しています。3年連続優勝を目指す松田次生選手にどこまでついて行けるか気になります」とのこと。レースのことは初心者の布施さんは「まだ始めたばかりで選手のことはよく知りませんが、今年1年かけてお気に入りの選手を見つけたいと思います」とのことだ。なお、今年参戦する選手やチームのことは、関連記事の 「フォーミュラ・ニッポン、第1回合同テストで全チームが走行」に全選手が載っているので参考にしてもらいたい。

秋葉さんが注目する大嶋和也選手は若干21歳のルーキー2007年、2008年と連続優勝している王者松田次生選手松田次生選手が駆る2009年のニューマシン。コクピットの後ろにあるランプがオーバーテイクランプ。ポイントリーダーだけが赤いランプとなるが、開幕戦は昨年王者の松田選手が赤いランプを点ける

 フォーミュラ・ニッポンの開幕戦には、全日本F3やフォーミュラーチャレンジ、シビックシリーズが併催されるほか、自らの足でサーキットを走る「第2回富士スピードウェイレーシングコースを日本一速く走る男女決定戦」も開催。決勝当日10時までの受け付けだから、当日思い立ってのエントリーも可能。そのほかにも小学生向けの「日本一チョロQをまっすぐ走らせらる子供決定戦(当日受付参加費無料)や初めてでも安心の子供カート体験(参加費1000円)もある。さらに「富士スピードウェイからは富士山がとってもきれいに見えるし、桜の見頃でもあるので、ぜひ家族みんなで遊びに来てください」とのことだ。

 観戦券の価格は以下のとおりで、保護者が同伴すれば中学生以下は無料となる。クレインズの3人は当日各所で行われるイベントに登場するとのことだが、ピットウォークにも参加するので、3人に会いたい人はピットウォークへの参加がオススメだ。また、2人がオススメする第1コーナーに入るには決勝日には別途入場券が必要となる。

チケット種類価格有効日備考
大人(前売り)5500円2日間発売中、保護者同伴で中学生以下無料
ペア(前売り)1万円(2人)2日間発売中
パドックパス(前売り)1万5500円2日間発売中
プラチナペアルームパス5万5000円(2人)2日間ネット限定販売、駐車料込み
パドックラウンジパス(大人)3万7500円2日間ネット限定販売、駐車料込み
パドックラウンジパス(小中学生)3万2500円2日間ネット限定販売、駐車料込み
第1コーナースタンドパス1万1500円2日間ネット限定販売、駐車料込み
第1コーナーエリア入場券2000円決勝日ネット限定販売、観戦料別
当日観戦券(予選日)3500円予選日当日発売、保護者同伴で中学生以下無料
当日観戦券(決勝日)6500円決勝日当日発売、保護者同伴で中学生以下無料
当日パドックパス(大人)1万1000円2日間当日発売
当日パドックパス(小中学生)5500円2日間当日発売
当日第1コーナーエリア入場券2000円決勝日ネット販売で完売した場合は当日発売は無し
ピットウォークパス(予選日)1500円予選日ローソンチケット限定発売、保護者同伴で中学生以下無料
ピットウォークパス(決勝日)2000円決勝日ローソンチケット限定発売、保護者同伴で中学生以下無料
駐車券(四輪)1500円当日のみ-
駐車券(二輪)750円当日のみ-
駐車券(バス)3500円当日のみ-

 今週末の3月28日からは、オーストラリアGPでF1が開幕するが、「国内では1番速いフォーミュラ・ニッポンを、世界1長いストレートのある富士スピードウェイにぜひ見に来てください」と2人。フォーミュラ・ニッポンは国内最高峰のレースであり、新エンジンが投入されることで、今シーズンは次々とコースレコードが塗り替えられる可能性が高い。さらに今年は新人も多く、将来は世界一になれる原石が見つかるかもしれない。4月4日、5日には高速料金も上限1000円となるし、コース新記録達成の瞬間や日本一速い男が誕生する瞬間に、ぜひ立ち会ってみてはいかがだろうか。

(編集部:瀬戸 学)
2009年 3月 27日