トヨタ、「ドライブ王国2009in岡山」開催
岡山国際サーキットでトヨタ車、レクサス車の大試乗会。楽しいアトラクションも多数

ドライブ王国2009in岡山

2009年3月28日、29日
入場無料




 トヨタ自動車は3月28日、29日に岡山国際サーキット(岡山県美作市)で、「ドライブ王国 2009in岡山」を開催した。

 ドライブ王国は、東京のお台場で開催されたのを皮切りに、仙台、札幌で開催され、今回の岡山が4回目の開催となる。イベント会場では、多くのトヨタ車の展示や、レクサス車の展示ブースが設けられたほか、会場となった岡山国際サーキットで、トヨタ車やレクサス車を運転できるイベントも用意された。コース上では、そのほかにもプリウスによるエコランチャレンジやレーサー同乗ドライブも開催されていた。

サーキットコース上はもちろん、パドックでもトヨタの新車に身近に触れることができるドライブ王国新型車がズラリと揃った「トヨタ新型車展示コーナー」モデルチェンジしたばかりの「クラウンマジェスタ」。一般公開はこの日が初
気になる車をこの機会にチェック。車内の広さなど、その場で比較できるのは魅力普段はなんとなく近寄りがたいレクサスも、この機会に試乗。LS600hLの後席は快適そのもの新型車でサーキットを走る「サーキットドライブ」。免許があれば誰でも運転できる
あこがれのレクサスでサーキットを走る「レクサスドライブ」プリウスで低燃費走行に挑む「エコランチャレンジ」プロレーサーの運転に同乗できる「レーサー同乗ドライブ」は、免許がなくてもOK
レーサー同乗ドライブを運転するのはスーパー耐久レースなどで表彰台の経験もある橋澤宏選手(写真左)と2007年ジャパンル・マンチャレンジ LMP2クラスシリーズチャンピオンの麻生裕二選手(写真右)

 本コース以外の会場では、ミニオフロードコースを使った「SUVドライブ」や、パイロンで作ったコースを走る「iQフットワークドライブ」、実際に障害物に突進したり、滑りやすい路面で横滑りを体感したりする安全性能体験コーナーも設けられた。

オフロードコースを走行する「SUVドライブ」。運転するのはもちろん来場者「iQフットワークドライブ」は、パイロンで作られたコースを走行、最小回転半径3.8mの小回りは外から見ても圧巻
障害物に向かって走り、警報ブザーやブレーキアシストといったプリクラッシュセーフティを体感する「衝突警報&衝突軽減体験」滑りやすい路面でビークルスタビリティコントロールを体感する「横滑り(スリップ)制御体験」

 また、今回のイベントでは、子供向けのイベントが多く用意されたほか、各種展示や、ご当地バーガーや全国の駅弁、高速道路のSA(サービスエリア)などで販売されている「速弁」が販売されたりと、家族で楽しめる内容になっていた。

「こどもクルマ教室」では、エンジンや足回りの仕組みを実際に見て勉強できる「トミカフェスティバル」では、トミカを使ったさまざまなゲームが催されていた
「ドライビングシミュレーター」を使ってプリクラッシュセーフティなどの安全装置を体験「F1シミュレーター体験」では、タイヤ交換体験なども行っていたトヨタ2000GTを展示。ただの2000GTではなく、ボンドカーとして使われたオープン仕様だ
立ち乗り型パーソナル移動支援ロボット「Winglet」を展示。岡山ではこれが初お披露目となるトヨタモデリスタの車両も展示。写真はハイエースのMRT。MRT対応のベッドキットなどを組み合わせることで、好みのトランスポーターが作れる「働くクルマ大集合!」のコーナー。写真はNEXCO西日本の散水車
NEXCO西日本のスーパーデッキ。地上7mまで上昇可能なデッキに乗ることができる。ちなみにスーパーデッキの車両価格はなんと8400万円!!アクティオの高所作業車スカイマスターにも乗ることができた全国の有名駅弁や、高速SA(サービスエリア)で販売している速弁も販売。また、倉敷バーガーをはじめとした、岡山各地のご当地バーガーも食べ比べをすることができた
問題と同じシートアレンジに挑むシートアレンジパズルや、広い車内を使った宝探し、荷物を積み込みカーナビを設定するタイムを競うゲームなど、家族で楽しめるイベントもいろいろと用意されていた
特設ステージでは、2008年にプリウスで南米大陸横断に成功した横田紀一郎氏によるトークショーが行われたグッドイヤーのブースには横田氏が南米横断に使ったプリウスが展示されていた。タイヤはグッドイヤーの「EAGLE RV-S」だ
ドライブ王国について説明するトヨタ自動車専務取締役 一丸陽一郎氏

 当日会場を訪れていたトヨタの専務取締役 一丸陽一郎氏は、「一般の試乗は、販売店で行われているが、ドライブ王国では一般的な試乗に加えて、プリクラッシュセーフティーやプリウスの燃費性能といったさまざまな機構的な進化を体感してもらえるような内容にしている」と述べた。また、回を重ねるごとにイベント内容も進化し、今回は特に子供向けのイベントを多数用意していると言う。

 なお、次回以降の開催についてはまったくの白紙だと言う。しかし、「昔であれば、ディーラーマンがお宅を訪問して営業していた形から、今は販売店をきれいにして、お客さまに来ていただくという形に変わってきた。しかし、これからの時代はただ待っているのではなく、最新の自動車技術を知ってもらうような提案をしていくべきではないか」と語った。そして、そのテストケースは、この4回のドライブ王国を通して多くの経験が得られたので、今後は、この経験を販売店にもフィードバックして、たとえば地域ごとの販売店での開催や、あるいはメーカーの枠を超えた形でのイベントも考えられるのではないかと今後の展開の可能性について語った。

(編集部:瀬戸 学)
2009年 4月 1日