トヨタ、新型「ウィッシュ」の発表会を開催 コラボレーション企画に参加するEXILEも登場 |
トヨタ自動車は4月2日、東京都江東区の「MEGA WEB」にて新型「ウィッシュ」の発表会を開催した。
発表会には、新型ウィッシュのチーフエンジニアである大井敏裕氏が出席。初代ウィッシュについては「ミニバンというカテゴリーから飛び出したスタイリッシュなデザイン、5ナンバーサイズの取り回し、軽快な走り、お買い得感が好評だった」とコメント。2代目となる新型ウィッシュについては、「より多くの皆様に満足していただけるよう、1台で何役もこなせるマルチプレーヤーであれ、という願いを込めて開発しました」と述べた。
開発にあたっては、「初代のよいところは積極的に残し、伸ばす部分は目標を定め、実現できるようにがんばってきました」とのことで、初代の特徴である5ナンバーサイズを維持した点や、コストパフォーマンスを重視。その上で、「アクティブ&リラックス」をテーマに走行性能や快適性の向上を図ったと言う。
走行性能については、2.0Zに搭載されている「ダイナミックスポーツモード」について触れ、「ミニバンらしからぬ走りを極め、ドライバーが気持ちよく走れるよう、テストコースだけでなく社外のサーキットでもテストを繰り返した」とのこと。快適性については、前席シートの性能を大幅に向上させたほか、10スピーカーシステム「WISHパノラミックライブサウンドシステム」については「できるだけスピーカーを遠く、上方に設置することで、緊張感を和らげ、下から入るノイズと混じらないようにした」と開発の経緯を語った。
続けて、国内営業担当である専務取締役の一丸陽一氏が登壇し、新型ウィッシュの販売戦略などについて説明した。一丸氏は、初代ウィッシュについて「2003年の発売から現在まで累計55万台を販売している、トヨタの国内販売のコアモデル」と説明。月間販売目標は6000台で、「できれば1カ月間で1万台以上の受注をいただればと思う」とコメントした。また、「直接触れて、見て、乗っていただくことを重視した」として、各販売店に配備する車両数を充実させるとしている。また、今回発表会を開催したMEGA WEBや、東京都豊島区の「アムラックス東京」で新型ウィッシュの特別展示を4月3日から開始するほか、MEGA WEBでは4月3日から、アムラックス東京では4月中旬から無料試乗キャンペーンも実施する。
エクステリア | エンジンルーム | |
コクピット | インパネシフトとインパネ収納 | メーターパネル |
1列目シート | 2列目シート | 3列目シート |
7人乗車時のラゲッジルーム | 5人乗車時のラゲッジルーム | 2人乗車時のラゲッジルーム |
(左から)専務取締役の一丸陽一氏、チーフエンジニアの大井敏裕氏 | ピラーの細型化や、シートアジャスター、チルト&テレスコピックステアリングの標準装備化などで、運転しやすさを向上 | |
パドルシフトも装備 | ダイナミックスポーツモードの開発の模様 | WISHパノラミックライブサウンドシステム |
新型ウィッシュのプロモーション活動については、音楽ユニット「EXILE(エグザイル)」とのコラボレーション企画「EXILE×WISH」を展開することを発表。EXILEの新曲「Someday」のウィッシュ向けにレコーディングした特別バージョンをTVCMで起用するほか、特設Webサイトで願いを募集し、プロジェクトに賛同した若手アーティストらが応募された願いを元に楽曲を制作し発売する予定だ。
発表会には、EXILEのメンバーであるHIROさん、ATSUSHIさん、TAKAHIROさんが登場した。今回のプロジェクトについては、「強く思い続けることで、願いはかなう」という新型ウィッシュのテーマが、「夢を持つことが大切という大きなテーマを追いかけ、エンターテイメントを通じて発信している」というEXILEのテーマと共通しており、HIROさんは「新型ウィッシュのテーマを聞かせていただいて、大変素晴らしいと共感して参加させていただきました」と、コラボレーション企画への参加のきっかけを語った。
(編集部:)
2009年 4月 2日