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11月15日発売の「グランツーリスモSPORT」で日産「GT-R」2017モデルでニュルを走ってみた!

山内一典氏「今後100年のモータースポーツのデザインをしていきたい」

2016年11月15日 発売

通常版:6900円(税別)

リミテッドエディション(初回限定):9900円(税別)

ダウンロード版:6900円(税別)

デジタルリミテッドエディション(期間限定):7900円(税別)

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は6月4日、11月15日発売予定のPlayStation 4用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』の日本初披露イベントを東京の渋谷で開催。会場で「グランツーリスモSPORT」を試遊することができたので、その印象をお伝えする。

渋谷ヒカリエで開催された「グランツーリスモSPORT」体験会

 選択したマシンは日産自動車の「GT-R」2017年モデル、コースはニュルブルクリンク北コースにした。ゲーム側でアクセルやブレーキ操作等をアシストする「ドライビングアシスト」はOFF、車両側の「トラクションコントロール」や「スタビリティ・マネージメント」などは機能を有効にしてドライブした。

 その第一印象はというと、前作の「グランツーリスモ6」の操作感覚から劇的に変化したというものではなく、普段から「グランツーリスモ6」をプレイしている人ならいつものドライビングスタイルで楽しめるはず。なので、ステアリングからゴリゴリと路面の様子が伝わってくるようなリアルなシミュレータゲームに進化していると想像している人には「ちょっと拍子抜け」と感じるかもしれない。

 ただ、体験プレイで走行したニュルブルクリンク北コースは、「グランツーリスモ6」で走る時のブレーキングポイントなど、いつもの感覚で走っていると何度かコースアウトしてしまった。選択したタイヤの性能に合わせて、しっかりとブレーキを踏む、あるいはブレーキングポイントを手前にするなど運転スタイルを変える必要となる印象だ。

ニュルブルクリンク北コース

 体験プレイではニュルブルクリンク北コースしか試せなかったが、PS4に合わせてグラフィック性能も向上している印象。首都高速道路をモチーフに制作された「東京エクスプレスウェイ」など新たなコースが初収録されているというので、早く試してみたい。

グランツーリスモSPORTを体験できる筐体

 また、体験会場ではポリフォニー・デジタル グランツーリスモシリーズ プロデューサーの山内一典氏がプレゼンテーションを実施した。「グランツーリスモSPORT」とFIA(国際自動車連盟)のパートナーシップにより、オンライン機能である「スポーツモード」でFIA公認のオンラインチャンピオンシップを開催することや、グランツーリスモで一定の条件を満たせば本物のモータースポーツライセンスが発行される「FIA-グランツーリスモ・デジタルライセンス」など、シリーズ最新作の特徴などを説明した。

グランツーリスモSPORTの「スポーツモード」においてFIA公認のオンラインチャンピオンシップを開催
「FIA-グランツーリスモ・デジタルライセンス」について説明する山内氏。現時点で同ライセンスの対象国に日本は含まれていない

 オンライン機能の「スポーツモード」について、山内氏は「これまでのGTアカデミーは、世界で一番速いプレイヤーを探しだして、そのプレイヤーをリアルなレーシングドライバーにするプログラムでしたが、このチャンピオンシップの目的はさまざまレベルの人達に小さな達成感を積み上げていってほしいと思い、そういった仕組みにしたい」とその狙いを話した。

 また、「FIA-グランツーリスモ・デジタルライセンス」は、参加を表明している国や地域では、本物のモータースポーツライセンスと同じ価値を持つといい、山内氏は「現在の先進国は、リアルなモータースポーツをする人口は減ってきています。グランツーリスモはE-スポーツで新しいモータースポーツの可能性を探し始めるわけですが、同時にリアルなモータースポーツももっと盛んになってほしいと思ってこういったプログラムを考えました」と話した。

 山内氏は「FIAは100年超えるモータースポーツをつくってきた皆さんですが、グランツーリスモはそういった皆さんと一緒に今後100年のモータースポーツのデザインをしていきたい」と話した。

ドライビングゲーム初心者が、ゼロから技術を学びながら最終的には大きなレースイベントに出場できるまでのスキルを身につけることができるコンテンツなどを用意
「モータースポーツの、これからの100年のために」と意気込みを話す山内氏

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