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川崎重工、10月15日~11月3日開催の創立120周年記念展で三式戦闘機「飛燕」実機披露

会場で「Ninja H2R」など展示

2016年10月15日~11月3日 開催

Ninja H2R

 川崎重工業は、第二次世界大戦中に開発・製造した三式戦闘機「飛燕」を修復、復元する「飛燕レストアプロジェクト」を実施。神戸ポートターミナルにおいて10月15日~11月3日の期間開催する「川崎重工創立120周年記念展 -世界最速にかけた誇り高き情熱-」において、作業を終えた実機を披露する。

 今回レストアされた飛燕は国内に現存する唯一の機体で、2015年夏まで29年間、知覧特攻平和会館(鹿児島県南九州市)に展示されていたもの。レストアプロジェクトでは、「飛燕」を所有する日本航空協会の依頼を受け、同協会の監修の下、破損部位の修復、欠損部品の復元などを行なってきたという。

 飛燕が披露される記念展は、同社が川崎造船所の設立から10月15日に創立120周年を迎えるのを記念して実施されるもの。会場では、同社岐阜工場(岐阜県各務原市)で修復、復元作業を終えた「飛燕」の実機展示を中心に、その修復プロジェクトとエンジンの過給機の技術の歴史と進化を紹介。あわせて、最新のモーターサイクル「Ninja H2R」「Ninja H2」を展示するなど、同社技術者たちに脈々と続く最速にかける熱い思いを示す。