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日産、新型「マイクラ(日本名:マーチ)」世界初公開。欧州で2017年3月発売予定

生産はフランスにあるルノーのフラン工場で

2016年9月29日(現地時間) 発表

 日産自動車は9月29日(現地時間)、新型「マイクラ(日本名:マーチ)」を2016年パリモーターショーで世界初公開した。新型マイクラは、欧州では2017年3月発売予定で、ルノーのフラン工場で生産される。

 5代目となるマイクラは、ボディーサイズは3999×1743×1455mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2525mmとなり、現行モデルとの比較で全長が174mm、全幅が77mmそれぞれ拡大、ホイールベースも75mm拡大している。一方で全高は55mm低くなった。

 エンジンは3機種で、最高出力66kW(90HP)/最大トルク140Nm(+10:オーバーブースト時)を発生する3気筒 0.9リッターターボエンジン、最高出力66kW(90HP)/最大トルク220Nmを発生する4気筒1.5リッターディーゼルエンジン、最高出力54kW(73HP)/最大トルク95Nmを発生する3気筒1.0リッター自然吸気ガソリンエンジンを用意。トランスミッションは5速MTと公表されている。

 また、欧州Bセグメントで初採用となる「車線逸脱防止支援システム(LDP)」のほか、「歩行者認識機能付きインテリジェントエマージェンシーブレーキ」「インテリジェントアラウンドビューモニター」「標識検知機能」「ハイビームアシスト」「ブラインドスポットワーニング」など上級セグメントに搭載されている技術を採用した。

 日産CEOのカルロス・ゴーン氏は「30年以上前にデビューした初代マイクラの登場は小型ハッチバックセグメントにおける革命であり、日産にとって新たな歴史の幕開けでした。5代目となるマイクラは、初代と同様に革新的であり、ハッチバックがお客さまに何をもたらすことができるのか、何をもたらすべきなのかという期待を高めてくれるクルマです」と述べ、「このクルマは、世界中のBセグメントの中で最も台数規模が大きく、最も競争が激しい欧州の同セグメントでトップになるという私たちの意志の表れです」とコメントしている。

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