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コミュニケーションロボットや自動運転に向けた技術などが展示される「CEATEC JAPAN 2016」開幕
2016年10月4日 19:38
- 2016年10月4日~7日 開催
幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2016」が10月4日に開幕した。10月4日~7日の4日間の日程で開催されるCEATEC JAPAN 2016は、サブタイトルを「CPS/IoT Exhibition」と題して、「社会」「家」「街」「CPS/IoTを支えるテクノロジ・ソフトウェア」の4エリアと各種特別企画エリアで構成され、会場構成も従来から一新された。
自動車ブランドからは、トヨタ自動車、本田技研工業、BMW、テスラモーターズがブースを出展。また、クラリオン、三菱電機、デンソー、パナソニックといったメーカーも自動運転に向けた技術や次世代自動車に向けた技術を展示していた。この記事では、自動車関連分野の出展を紹介していく。
トヨタ自動車
トヨタ自動車は、2017年に発売予定の「KIROBO mini(キロボ ミニ)」を展示した。VAIO(長野県安曇野市)が生産を担当し、価格は3万9800円(税別)。別料金となる専用アプリの使用料は300円/月程度を予定している。
ブースでは、話しかけた人の方向に顔を向けて顔や手などを動かしながら会話ができる「WITH KIROBO miniお話体験ブース」が設置された。
そのほかにも、燃料電池車(FCV)や水素社会の領域で、環境省の委託事業として京浜臨海部で準備を進める「低炭素水素活用実証プロジェクト」を紹介するとともに、現場で活用する燃料電池フォークリフト(豊田自動織機製)や、2014年12月に発売したFCV「MIRAI(ミライ)」のカットボディを展示する。
本田技研工業
ホンダブースでは「Smart Delivery」をテーマに、3Dプリンターを活用するなど個別ニーズを反映させたマスカスタマイズ車両の例として「マイクロコミューター豊島屋モデル」のほか、業務用テレマティックサービス「Honda Biz LINC」を紹介する展示を行なっている。
クラリオン
クラリオンは、自動運転に向けた技術を採用したスマートコックピットをキャビン型モックアップで再現。シートを振動させて危険性を知らせるシステムなど、視覚、聴覚、触覚などをつうじてドライバーに確実に情報を提供する同社の統合HMI技術を体感できるようにした。
三菱電機
三菱電機ブースでは、次世代自動車運転支援技術として、ドライバーの前に設置したカメラにより運転者の状況を把握するドライバーセンシングデモを実施している。
そのほか、3Dヘッドアップディスプレイの実機デモや、2枚の液晶を曲面パネルでつなぎ合わせた「マルチボンディングディスプレイ」を用いたHMIデモも行なわれている。
デンソー
デンソーブースでは、自動運転を体感できる近未来のコックピットシステム「ハーモニアス・コミュニケーション・コックピット」を展示。HMI技術を用いた自動車専用道路での合流や車線変更時の支援などを体感できるシステムとした。