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BOSE Performance Series サウンドシステム搭載スカイライン60周年記念車で、最新サウンドシステムを試聴してみた
ボーズ ヘッドホン「QuietComfort 35」限定カラーモデル抽選プレゼントも
2017年1月25日 21:00
- 2017年1月25日~2月18日 実施
日産グローバル本社ギャラリー(神奈川県横浜市)では、2016年11月8日よりスカイライン特別仕様車「60th Limited」の特別展示を実施している。
2017年1月25日からは、この60周年記念車に日本初搭載されている「BOSE Performance Series サウンドシステム」を特別に体感できる「SKYLINE60th Limited×BOSE展示」を追加。この「SKYLINE60th Limited×BOSE展示」では、16スピーカー、SurroundStageテクノロジー、AUDIOPILOT 2、Centerpoint 2バーチャル・サラウンド機能、アドバンスト・ステージング・テクノロジーからなるBOSE Performance Series サウンドシステムを体感しやすいよう3つのコンテンツが用意されており、フロントウィンドウにはコンテンツ映像が投影されるような工夫がされている。
展示初日となる1月25日、実際に日産グローバル本社ギャラリーに行き、「SKYLINE60th Limited×BOSE展示」を体験してみたので、ここにお届けする。「SKYLINE60th Limited×BOSE展示」は本社ギャラリー 中央ステージ左側で行なわれており、「SKYLINE 60」のロゴとともに「BOSE PERFORMANCE SERIES」と書かれたプロジェクターシステムとスカイライン60周年記念車で構成されている。
スカイライン60周年記念車に乗り込むと、フロントウィンドウには3つのコンテンツを表示。センターコンソール上に置かれたコントロールボックスから楽しみたいコンテンツを選ぶことができる。
1つ目は、この展示のために特別に作られたコンテンツで、BOSE Performance Series サウンドシステムの音の広がりなどをスペシャル映像とともに楽しめるもの。BOSE Performance Series サウンドシステムのポテンシャルの一部を知ることができる。
残りのコンテンツはいずれもライブ映像とともにライブ音楽を楽しむもの。1つはバンドのコンサート映像で、各楽器の音の定位やボーカル定位、そしてボーカルの音の移動をニアな雰囲気で楽しむことができる。最後の1つはゴスペルのコンテンツとのことで、合唱による歌声を広がるようなサラウンド感で楽しめる。
BOSE Performance Series サウンドシステムの素晴らしいところは、音の定位感や広がり感を運転席はもちろん、助手席でも後席でも楽しめること。さすがに後席はボーカルの音像などは広がるが、逆にサラウンド感が強く出るため、ゆったりして音楽を聞くことができる。
このように、あらかじめ用意されたショートコンテンツを映像とともに楽しむことができるのが「SKYLINE60th Limited×BOSE展示」のよいところだろう。
音楽好きならスカイライン特別仕様車「60th Limited」で試聴を
「SKYLINE60th Limited×BOSE展示」を楽しんだなら、ぜひ試してみていただきたいのが別途展示されているスカイライン特別仕様車「60th Limited」による試聴。こちらにはお気に入りの音楽CDを持ち込んで試聴できるほか、ファイルオーディオなどが好きな方であればUSB接続やAUX接続で試聴できる。
記者も普段音質チェックに使っている自分のiPhone 7 Plusを持ち込んで、BOSE Performance Series サウンドシステムを搭載するスカイライン特別仕様車で聞いてみた。
使用した楽曲ファイルは、The Beatles「Anthology 2 [Disc 1] Yesterday」、Train「Save Me, San Francisco (Golden Gate Edition) Hey, Soul Sister」、手嶌葵「コクリコ坂から サウンドトラック さよならの夏」、宇多田ヒカル「DEEP RIVER traveling」、上白石萌音「chouchou なんでもないや(movie ver.)」などなど。いずれもフォーマットはALAC(Apple Lossless Audio Codec)となる。
Anthology 2のYesterdayは通常のYesterdayと異なり、冒頭にさまざまなコードを弾いてくれ、床の残響音などの音が入っているシンプルな録音となっている。もちろん有名な楽曲でもあるので、いろいろ判断しやすい曲だ。BOSE Performance Series サウンドシステムでは、この録音風景がとても分かりやすく目の前に現われてくる。運転席に座れば運転席の目の前に、助手席に座れば助手席の目の前に、そして後席に座ればフロントウィンドウ全面からといった具合。後席に座っていても、各楽器の鳴っている場所が浮かんでくるのが聞きどころだろうか。
音楽CDフォーマット(CD-DA、44.1kHz/16bit)でも、一般的なカーオーディオシステムとは格段に異なる次元の音を聞かせてくれるのだが、ハイレゾ音楽でもその解像感を楽しめる。
今回は、手持ちのポータブルDACとして「CHORD Mojo」を持ち込み、AUX入力でも確認。使用した楽曲ファイルはCarpenters「シングルズ 1969-1981 イエスタデイ・ワンス・モア(48.0kHz/24bit)」や菊池桃子「青春ラブレター 青春のいじわる(96.0kHz/24bit)」など。イエスタデイ・ワンス・モアは、アナログのリマスタリングなので聞きどころはヒスノイズともなるのだが、あまり解像のよくないシステムではこのヒスノイズがきれいに聞こえてこない。BOSE Performance Series サウンドシステムはこの楽曲もしっかり鳴り、解像感のあるヒスノイズをバックにカレンの伸びやかなボーカルが聞こえてくる。録音の新しい青春のいじわるなどでは、そのようなノイズのないすっきりしたサウンドを楽しむことが可能だ。ただ、AUXに関しては現代のクルマはどのクルマも重視しておらず、ある程度ボリュームを上げていくと気になる部分は存在した。そういった意味で、大音量で音楽を楽しむのであれば、音楽CDやUSB接続がお勧めとなる。
日産自動車と一緒に音作りを行なっているボーズ・オートモーティブの担当者に聞いたところ、日産は音作りを重視しており、スピーカー配置などボーズ側と協力して作り上げているとのこと。このBOSE Performance Series サウンドシステムは、システムとしてはほかにも搭載例があるが、スカイラインに搭載するにあたって解像感を重視した音作りになっているとのことだ。
いずれにしろ、音楽は好みが強く出るものなので、BOSE Performance Series サウンドシステム搭載スカイライン60周年記念車に乗り込んで自分の耳でその音作りを確認してほしい。
なお、日産グローバル本社ギャラリーでは「スカイライン60th Limited×Bose イベント」の開催を記念して、クイズの答えをツイートすると、抽選で3名にボーズのワイヤレスヘッドホン「QuietComfort 35」限定カラーモデルが当たるキャンペーンを行なっている。クイズは「SKYLINE60th Limited×BOSE展示」の横に掲示されているので、ぜひチャレンジしてみよう。