【SUPER GT 第2戦富士】GT500は38号車ZENT CERUMO LC500がポールポジション、2番手に23号車 MOTUL AUTECH GT-Rが食い込む

GT500クラスのポールポジションを獲得した38号車 ZENT CERUMO LC500（立川祐路/石浦宏明組、BS）

　5月3日～4日の2日間にわたり、「2017 AUTOBACS SUPER GT Round 2 FUJI GT 500km RACE」が富士スピードウェイ（静岡県駿東郡小山町）で開催されている。初日の3日はGT500およびGT300の予選が行なわれ、GT500は38号車 ZENT CERUMO LC500（石浦宏明/立川祐路組、BS）が、GT300は4号車 グッドスマイル 初音ミク AMG（片岡龍也/谷口信輝組、YH）が、それぞれポールポジションを獲得した。

　SUPER GTの予選はノックアウト方式。GT500とGT300のいずれも15分間のQ1と、12分間のQ2に分けて行なわれる。GT500のQ1では全車が出走。ラップタイム上位8位までが次のQ2へ進み、残りの9位以下はその順位でグリッドが確定する。GT300のQ1も同じく全車が出走。ラップタイム上位14位までがQ2へと進み、15位以下はその順位でグリッドが決まる。

　続くQ2は、GT500、GT300ともにQ1とはドライバーを変えて行なわれる。12分経過時点で、セッション中に出したベストタイムで上位のグリッドが確定し、2日目の決勝レースに臨むことになる。

GT500は上位のレクサス勢にGT-Rが1台食い込む

　GT500は、Q1の終了間際で激しいトップ争いが繰り広げられた。15分経過後のチェッカーラップで36号車 au TOM'S LC500（ジェームス・ロシター、BS）と、38号車 ZENT CERUMO LC500（石浦宏明、BS）が次々にトップタイムを塗り替え、結局36号車が1分28秒056でフィニッシュ。2番手に38号車、3番手に30kgのウエートハンデを負う6号車 WAKO'S 4CR LC500（アンドレア・カルダレッリ、BS）が続いた。

　8台で争われるQ2では、Q1に続いて強さを見せた38号車 ZENT CERUMO LC500（立川祐路）が、ただ1人1分27秒台に入る1分27秒825でポールポジション。レクサス勢が上位のほとんどを占めるなかで、日産の23号車 MOTUL AUTECH GT-R（ロニー・クインタレッリ、MI）が気を吐き2番手につけ、続く3番手には6号車WAKO'S 4CR LC500（大嶋和也）が入った。

GT500、2番グリッドとなった23号車 MOTUL AUTECH GT-R（松田次生/ロニー・クインタレッリ組、MI）

GT500、3番手につけた6号車 WAKO'S 4CR LC500（大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組、BS）

GT300クラス

　GT300は、Q1で11号車GAINER TANAX AMG GT3（平中克幸、DL）が唯一の1分35秒台となる1分35秒864を刻んでトップ通過。開幕戦優勝の4号車グッドスマイル 初音ミク AMG（片岡龍也、YH）、9号車GULF NAC PORSCHE 911（峰尾恭輔、YH）と続いた。開幕戦2位表彰台の65号車LEON CVSTOS AMG（黒澤治樹、BS）は32kgのウェートハンデが響いたのか、タイムを伸ばせず15番手となり、Q1でノックアウトされる波乱があった。

　Q2になると、4号車グッドスマイル 初音ミク AMG（谷口信輝）が快走。40kgのウエートハンデをものともせず、1分35秒824でポールポジションを獲得した。9号車GULF NAC PORSCHE 911（ジョノ・レスター）がそこに追いすがるもわずかに及ばず1分35秒930で2番手、3番手に11号車GAINER TANAX AMG GT3（ビヨン・ビルドハイム、DL）が入った。

GT300、ポールポジションの4号車グッドスマイル 初音ミク AMG（谷口信輝/片岡龍也組、YH）

GT300、予選2番手の9号車GULF NAC PORSCHE 911（ジョノ・レスター/峰尾恭輔組、YH）

GT300、3番手の11号車GAINER TANAX AMG GT3（平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組、DL）