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独ポルシェ、100万台目の「911」がラインオフ

初代911の特徴を受け継ぐスペシャルカラー「アイリッシュグリーン」採用

2017年5月11日(現地時間) 発表

Dr.ヴォルフガング・ポルシェ氏と100万台目の「911」

 独ポルシェAGは5月11日(現地時間)、ポルシェブランドを代表するモデル「911」を生産するツッフェンハウゼン工場において、100万台目の「911」がラインオフしたと発表した。

ポルシェ監査役会会長のDr.ヴォルフガング・ポルシェ氏

 100万台目の911は、1963年に発売された初代911の特徴を受け継ぐスペシャルカラー「アイリッシュグリーン」を採用した「カレラ S」となり、ポルシェAGにより保有される。今後、「ポルシェ ミュージアム」のコレクションに加えるまでワールドツアーを行ない、スコットランド高地やニュルブルクリンク周辺、米国、中国などの国を巡るという。

 911の開発に関わってきたポルシェ 監査役会 会長のDr.ヴォルフガング・ポルシェ氏は「54年前、父と一緒に初めてグロースグロックナー峠を走りました。911で走る楽しさは当時と全く変わりません。それは、今でも911が1948年の初代ポルシェ356/No.1と同様にブランドの中心だからです」とコメント。

 なお、同社によるとこれまでに製造された911全車両の70%以上が現在も走行可能とのこと。

911全車両が生産されるツッフェンハウゼン本社の生産拠点
100万台目の911