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伊藤忠、ヤナセの連結子会社化に向け株式公開買付けを開始

65億268万円の買付代金で1204万2000株の取得を目指す

2017年5月25日 発表

 伊藤忠商事は5月25日、ヤナセの普通株式を公開買付けによって取得すると発表した。公開買付価格は540円で、買付予定数は1204万2000株、下限は501万株としている。予定数の株式が公開買付けされた場合の買付代金は65億268万円。

 伊藤忠商事は現在、ヤナセの株式を1863万6000株所有しており、ヤナセを持分法適用会社とする主要株主の筆頭株主となっているが、ヤナセとのより密接な資本関係を構築するため、新たにヤナセの501万株以上することで所有割合を50.1%以上に高め、ヤナセを連結子会社にすることを目指している。

 また、この公開買付けに際し、同日付であいおいニッセイ同和損害保険、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険、損害保険ジャパン日本興亜の4社と公開買付けに応募する旨の公開買付応募契約を締結。これにより、伊藤忠商事は合計で938万2000株を取得予定となっている。公開買付けは5月26日~7月10日に行なわれる。