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【インディ500 2017】日本人として「インディ500」を初優勝した佐藤琢磨選手が賞金約2.7億円(245万8129ドル)を獲得

インディ500 ビクトリー・バンケットで発表

2017年5月29日(現地時間)開催

インディ500 ビクトリー・バンケットに入場する前に、海外メディアの質問に英語で受け答えする佐藤琢磨選手

 26号車 佐藤琢磨選手(Andretti Autosport、ホンダ)がインディ500で歴史的な勝利を飾った翌日となる5月29日(現地時間)、インディアナポリス市内にあるJ.Wマリオットで「インディ500 ビクトリー・バンケット」が開催された。

 このビクトリー・バンケットは、インディ500に参加した33選手全員が順に登壇し、スピーチを行なうと同時にインディ500の主催者から獲得賞金が発表されるイベント。選手は下位のポジションから登壇し、最後の登壇者が日本人として初めてインディ500を優勝した佐藤琢磨選手となる。

佐藤琢磨選手と一緒に戦った26号車も展示されていた

 下位の多くの選手が20万ドル台となっているなかで高額賞金を獲得したのは、32位となった9号車 スコット・ディクソン選手(Chip Ganassi Racing、ホンダ)。獲得賞金は44万6629ドル(約4954万円)となっていた。これはスコット・ディクソン選手がポールポジションを取ったことが影響しており、決勝のほかのクルマについてもトップになった周回数などが加算されている。

 インディ500に初参加して話題となった現役F1ドライバーの29号車 フェルナンド・アロンソ選手(Mclaren Honda Andretti、ホンダ)はルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。30万5805ドル(約3392万円)の賞金も獲得した。

ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したアロンソ選手
獲得賞金は30万5805ドル

 最後に登壇した佐藤琢磨選手については40万ドル台なのかなとスクリーンを見ていたが、245万8129ドル(約2.7億円)が表示され、その瞬間会場が沸き立つ。琢磨選手のスタッフが登壇後、琢磨選手が呼び込まれ、会場はスタンディングオベーションで2017年のインディ500覇者を迎えた。

2017年のインディ500覇者となった佐藤琢磨選手をお出迎え

 世界三大レースの1つと言われる「インディ500」だけに賞金額も特別だ。インディアナポリスで見るテレビは、佐藤琢磨選手のニュースが流れない時間帯はないというほどインディ500の映像が放映されている。賞金額に驚くとともに、そのようなインディ500を日本人が制覇したことの価値を改めて感じた。

佐藤琢磨選手の獲得賞金。245万8129ドル