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ジャパンディスプレイ、グローブのままでも操作できるシームレスカバーの10.2型統合コンソールディスプレイ

12月にサンプル出荷開始。将来的には曲面ディスプレイの展開も目指す

2017年6月15日 発表

統合コンソールディスプレイパネル

 ジャパンディスプレイは6月15日、シームレスカバーガラスを用いてディスプレイ周辺のタッチスイッチを一体化し、デザイン性を高めてクルマのインテリアに組み込みやすいようにした車載向けの統合コンソールディスプレイパネルを発表した。

 この製品では、静電容量式の10.2型IPS液晶パネルにグローブをしたままでもタッチ操作が可能になる「Pixel Eyes」を採用。この画面と周辺にレイアウトする各種タッチスイッチをシームレスカバーガラスで一体化して、エアコンやラジオなどの操作パネルを1つにまとめることでデザイン性やレイアウトの自由度を向上させる。また、コントローラーICも画面とタッチスイッチで共通化し、1つのコントローラーICで一体化されたパネル内のタッチ操作を同時に制御する。

 同社はこれから迎える自動運転の時代に向け、使う人に優しいディスプレイを提案していくとしており、今後は曲面ディスプレイへの展開も目指すという。

統合コンソールディスプレイパネルの概略仕様
液晶モードIPS
画面サイズ対角25.9cm(10.2型)
画素数1,920×1080
タッチ入力検出方式静電容量(PixelEyes+タッチスイッチ)
製品外見寸法(固定用突起部を含まず)282.8×19.2×189.3mm(幅×奥行き×高さ)
表面輝度1,000cd/m2
コントラスト比1,400:1
カバーガラス表面(製品最表面)アンチグレア