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住友理工、東京モーターショー2017で自分のバイタル情報をクルマのイラストにしたステッカープレゼント

エンジンの揺れを打ち消す防振ゴムの効果を実演

2017年10月11日 発表

住友理工、東京モーターショー2017で自分のバイタル情報をクルマのイラストにしたステッカープレゼント ブースイメージ
ブースイメージ

 住友理工は、10月25日~11月5日(プレスデー:10月25日~26日、一般公開日:10月27日~11月5日)に東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催される「第45回東京モーターショー2017」の出展概要を発表した。

 住友理工は、自動車分野で“走っているクルマの4台に1台に搭載されている”という世界トップシェアの防振ゴムのほか、ゴム・樹脂ホース、ウレタン製の制遮音品や内装品を製造している。

 今回の東京モーターショーでは、「Smartly Driving Change~リコウな未来、理工の技術で~」をテーマに、未来の自動車社会に貢献する同社の最新の技術と、自動車の快適性や環境負荷低減に貢献する製品を紹介。ブースでは体験型の展示を実施する。

バイタル情報がイラストになる -SR センサの体験-

住友理工、東京モーターショー2017で自分のバイタル情報をクルマのイラストにしたステッカープレゼント バイタル情報を元に生成されたイラストのイメージ
バイタル情報を元に生成されたイラストのイメージ

 ドライバーの心拍や呼吸などのバイタル情報を検知する「ドライバーモニタリングシステム」としての活用を目指している独自開発のセンサー「スマートラバー(SR)センサ」のデモンストレーションを実施。すべてゴムでできているというSR センサが内蔵された椅子に座り、バイタル情報を検知。その結果を元に“あなただけのカラフルな自動車のイラスト”を生成し、ステッカーにして体験者全員にプレゼントする。

振動を打ち消す防振ゴムの効果を見てみよう

住友理工、東京モーターショー2017で自分のバイタル情報をクルマのイラストにしたステッカープレゼント エンジン部分と車室内に水の入った水槽を置いたクルマの模型を用意。「電気式アクティブ・コントロール・マウント」によって車室内の水槽の揺れがピタッと止まるという
エンジン部分と車室内に水の入った水槽を置いたクルマの模型を用意。「電気式アクティブ・コントロール・マウント」によって車室内の水槽の揺れがピタッと止まるという

 エンジンの振動を打ち消す力を発生させる高機能な防振ゴム「電気式アクティブ・コントロール・マウント」を搭載したクルマの模型を展示。模型はエンジン部分と車室内に水の入った水槽を備えており、防振ゴムの効果をオン/オフで切り替えた場合に、それぞれの水槽の様子がどうなるのかを見ることができる。

住友理工のホースはどのくらい軽い? -軽量化の取り組み紹介-

 ラジエターホースやヒーターホースなど、クルマを冷却するホースに使われるEPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)ホースを、従来のホースに比べて20%の軽量化を実現したという「低比重 EPDM ホース」に置き換えて、自動車1台あたりどれだけ軽くなるのかをゴムボールにして展示。その重さを体感できる。

放熱し防音するウレタン材「MIF」の効果を体感しよう

 モーターなど熱と音が発生する部品が多く使われているEV(電気自動車)向けに開発された、音を抑えて熱から部品を守るための放熱と防音効果を兼ね備えたウレタン製の放熱防音材「MIF(Magnetic Induction Foaming)」。ブースではMIFで包んだモーターと包んでいないモーターを展示して、温度計でモーターの表面温度の違い(放熱効果)を確認しながら、モーターから発生している音の大きさの違い(防音効果)も体感できる。

「放熱シリコーン」と汎用のシリコーンの熱の伝わり方の違いを知ろう

「放熱シリコーン」は、熱を発する部品からヒートシンクなどの熱を逃がす機器まで効率よく熱を伝えることができ、熱を発する電子部品やLEDライトなどの熱がこもることによって起きる故障を防ぐ目的で開発が行なわれている。ブースでは、その放熱シリコーンを使ったシートと汎用のシリコーンシートを同時に熱源に乗せ、熱の伝わり方の違いを実際にシートに触れて感じることができる比較実験が行なわれる。