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伊ランボルギーニ、世界に1台「ミウラ SVR」をレストア完了。日本の中山サーキットで公開

完全修復に19カ月

2018年6月21日(現地時間) 発表

日本の中山サーキットで展示されたミウラ SVR

 伊ランボルギーニは6月21日(現地時間)、同社のヘリテージ部門「ポロストリコ」が「ミウラ SVR」のレストアを完了したと発表。日本の中山サーキットに展示されたミウラ SVRの写真を公開した。

 このミウラ SVRは、車台番号#3781、エンジン番号2511、ボディ番号383。1966年~1972年に763台生産された「ミウラ」の1台で、黒色のインテリアを持つミウラの「Sバージョン」として誕生。

「ミウラ SVR」のインテリア
「ミウラ SVR」

 その後、ランボルギーニのテストドライバーであるボブ・ウォレス氏が開発したレースカー「イオタ」の存在を知った顧客の需要により、ランボルギーニが数台のミウラSVJと、1台のミウラ SVRとして仕上げた。

 世界に1台となるミウラ SVRは、イタリアやドイツの所有者を経由して1976年に売却され日本に輸入された。リリースでは日本の漫画「サーキットの狼」に登場する車両のモデルになり、多くの感動をあたえたと紹介している。

 修復を担当したポロストリコのパオロ・ガブリエル氏は「完全修復には19カ月を要し、通常の作業方法とは異なるアプローチが必要でした」などとコメントしている。

「ミウラ SVR」
サーキットを走行する「ミウラ SVR」