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日産、現行「フェアレディZ」(Z34)の“公式”チューニングモデル。400PS仕様のV6 3.0リッターツインターボ「VR30DDTT」搭載

米SEMA Showで公開。トランスミッションはフェアレディZ NISMOの6速MT

2018年10月29日(現地時間)発表

370Z Project Clubsport 23

 米日産モータースポーツとMA Motorsportsは、米ラスベガスで10月30日~11月2日(現地時間)の期間に行なわれているアフターマーケットショー「2018 SEMA Show」において、現行「フェアレディZ」(Z34)をベースに400PS仕様のV型6気筒ツインターボ「VR30DDTT」型エンジンを搭載した“公式”チューニングモデル「370Z Project Clubsport 23」を公開した。

 今回公開された370Z Project Clubsport 23は、2012年製「370Z NISMO」(日本名:フェアレディZ NISMO)をベースに、搭載されるV型6気筒3.7リッター「VQ37VHR」型エンジンをインフィニティ「Q50」などに使われるV型6気筒3.0リッターツインターボ「VR30DDTT」型エンジンに換装。日本仕様のフェアレディZ NISMOでは最高出力355PSとなるが、このエンジン換装により400PSまで引き上げられた。

370Z Project Clubsport 23ではV型6気筒3.0リッターツインターボ「VR30DDTT」型エンジンを搭載

 また、「これまでVR30DDTTエンジンにMTを組み合わせたことはない」とのことだが、370Z Project Clubsport 23では370Z NISMOの6速MTにスイッチ。合わせてMA Motorsports製のクラッチディスク、カバー、フライホイールや、NISMO製GT L.S.D. Pro Carbon(2ウェイ)などが組み込まれる。

370Z Project Clubsport 23では370Z NISMOの6速MTを採用

 エクステリアではNISMO製カーボンボンネットやカーボンミラー、空力を最適化したリアバンパーなどを採用。テールまわりではナンバープレート両側から出るエキゾーストエンドがスポーティな雰囲気を高めている。足下ではNISMOブランドのレイズ製18インチアルミホイール(18×10.5J)にハンコックの高性能タイヤ「ventus R-S4」(285/35 R18)を装着するとともに、NISMO製ブレーキパッド&ローターなどでストッピングパワーを高めている。

NISMO製カーボンボンネットやカーボンミラー、空力を最適化したリアバンパーなどを採用する370Z Project Clubsport 23のエクステリア。ナンバープレート両側から出るエキゾーストエンドがスポーティ

 インテリアではスパルコ製のフルバケ「QRT-R」やステアリング「R383」(ブラックスウェード×ブラックスポーク)、6点式ハーネスとともに、ロールケージを装着。インパネまわりやドアパネルなどにはダイヤモンドパターンのレッドステッチがあしらわれている。

インパネまわりやドアパネルなどにダイヤモンドパターンのレッドステッチがあしらわれる