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スバル、2.4リッター直噴ターボ「FA24」型を搭載する新型「レガシィ」を「2019 シカゴオートショー」で世界初公開

11.6インチのフルHD縦型ディスプレイ新採用

2019年2月8日(現地時間)発表

新型レガシィ(米国仕様)

 スバルは2月8日(現地時間)、「2019 シカゴオートショー」(プレスデー:2月7日~8日、一般公開日:2月9日~18日)でセダンボディの新型「レガシィ」(米国仕様)を世界初公開した。

 新型レガシィは、「インプレッサ」「XV」「フォレスター」に続き、スバルの新世代プラットフォーム「SGP(スバルグローバルプラットフォーム)」を採用。ステアリング操作に対する正確なレスポンス、快適な乗り心地、静粛性の高い室内空間を手に入れているという。パワートレーンでは独自の4WDシステム「シンメトリカルAWD」を全車で採用し、エンジンには水平対向4気筒DOHC 2.5リッター自然吸気「FB25」型に加え、新型の水平対向4気筒DOHC 2.4リッター直噴ターボ「FA24」型を用意する。

 新型エンジンとなるFA24では最高出力260HP/5600rpm、最大トルク277lb-ft/2000-4800rpmを発生。低回転から力強いトルクを発生してスムーズな加速を実現する。トランスミッションにはCVTの「リニアトロニック」を継続採用するが、変速比幅を広げたワイドレンジ化を行ない、油圧システムを刷新して駆動力の伝達効率を向上。高い燃費性能と走行性能を両立させる。

 このほか構造面では、ボディ骨格を強固に組み立ててからアウターパネルを溶接する「フルインナーフレーム構造」をスバルモデルとして初採用。軽量化、高剛性化を両立して、動的質感を大きく向上させている。また、足まわりではアルミ製ロアアームなどを使い、新設計ダンパーを採用。ハンドリング性能と乗り心地を大きく進化させている。

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「2019 シカゴオートショー」で世界初公開された新型「レガシィ」(米国仕様)

 外観デザインではスバル共通のデザインフィロソフィー「DYNAMIC×SOLID」をレガシィのキャラクターに適応させ、「今にも走り出しそうな動きを感じさせるプロポーション」「厚みを活かしたたくましさ」を併せ持つことで存在感のあるセダンスタイルを表現。

新型レガシィ(米国仕様)のインテリア

 インテリアではスバルのフラグシップセダンにふさわしい質感の高いデザイン、進化したパッケージングによるゆとりあるスペースを実現しているほか、革新的な機能を持つ先進装備を採用。

 ボディサイズは4840×1840×1500mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2750mmとこれまでより全長を伸ばし、増加分をリアシートの居住スペースとトランクに割り当てて車内の快適性と積載性を向上。また、フロントウィンドウを前進させ、フロントドアウィンドウも外側に広げてクラストップレベルの視界を手に入れている。

 これに加え、新たに追加される最上級グレード「Touring」では、スバルモデルとして初めてシート表皮にタンカラーのナッパレザーを採用している。

センターコンソールに11.6インチのフルHD縦型ディスプレイを設置

 革新的装備としては、11.6インチのフルHD縦型ディスプレイを備えた最新型インフォテイメントシステムを採用。大画面を活用してさまざまな情報を表示し、スマートフォン感覚で快適に操作できるHMI(Human Machine Interface)を実装する。

 このインフォテイメントシステムは「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応するほか、「SUBARU STARLINK」を拡充して新たに「Smart Device Link」に準拠するアプリに対応。スマホのOSを問わず、多彩なアプリ体験を提供するという。

 また、ドライバーの居眠りや脇見運転を検知して安全運転を支援し、ドライバーごとに登録したシートポジションやドアミラー角度、空調設定をドライバーを検知して自動調整するドライバーモニタリングシステム「DriverFocus」(米国仕様システム名称)も採用している。

新型「レガシィ」(米国仕様)の主要諸元