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「TOYOTA×西野亮廣 ニシノクラウン」を3月12日～17日に東京 表参道で展示
「ハッシュタグ付けて写真を投稿した全員に“いいね”します」と西野さん
2019年3月11日 18:59
- 2019年3月11日 初公開
トヨタ自動車は3月11日、東京都文京区の東京本社にてお笑い芸人のキングコング・西野亮廣さんがデザイン監修したオリジナルデザインラッピング車両「TOYOTA×西野亮廣 ニシノクラウン」を初公開した。この車両は西野さんが感じたクラウンの革新のイメージを自由な発想で表現したもので、3月12日～17日に東京・表参道で展示する。
ナポレオンをイメージした紺とゴールドのクラウン
このプロジェクトはお笑い芸人に止まらず、絵本作家、映画製作、Webサービスの開発運営、美術館の建設、町づくりといった多彩な活動をしている西野さんが、クラウンに与えられた「コネクティッド機能」と「デザイン、走り、安全性能の進化」といった点に共鳴したためコラボレーションが実現したもの。このニシノクラウンは展示のみで販売の予定はない。
ニシノクラウンのデザインには、西野さんのほか、オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の会員約2万2000名も参加した。西野亮廣エンタメ研究所は有料かつ内容に秘密厳守が求められる会員制Webサイトで、会員はプロジェクトを見届けるだけでなく、強引に参加させられることもあるというコミュニケーションサロン。“過程から面白いエンターテイメント”としてプロジェクトが進行したという。
ニシノクラウンの初公開では西野さん本人が登場し、このプロジェクトについて説明した。「革新」というテーマからナポレオンをイメージ。その一方で走行性能と燃費についてクラウンのユーザーが評価しているところを“2つの武器”として、伝説上の二角獣「バイコーン」を思い浮かべ、それがナポレオンの帽子のバイコーンで結びついたものだという。そして、ナポレオンの帽子の紺とゴールドのニシノクラウンが誕生した。
西野さんは「見た人が、話のネタに、雑学になるといいな」と最初に考え、ナポレオンの帽子のカラーになったことには「こういうネタがあったら、みんなしゃべりたくなるかな」と話題作りの狙いも明かした。
今回、自身のオンラインサロンを絡めたことについては絵本の製作になぞらえ「絵本を2人で作ったら、最低2冊売れるんですよ。10万人で作れば10万部売れるんじゃないかと。ほかのお客さまに届けるのではなく、作り手を増やしてしまえば、そのままお客さまになるという」と説明。「2万2000人のオンラインサロンメンバーは表参道ヒルズに見に来る。『自分が作った』と言いたいがために見に来る」と、展示イベントの盛り上がりを期待した。
今回のプロジェクトを進めるにあたって、トヨタの印象についても「大きい会社で、しかもクラウンは歴史がありますから。もうちょっと守りに入るのかと思ったら、攻めてるんですよ。今回、作る段階からオンラインサロンメンバーを絡めるようお願いしたんですけど、普通は大きな会社だとそういうのアウトなんです。漏れちゃだめなんですよ。そうじゃないんですよ」と話し、「聞いたら『いいすよ』って、ベンチャー企業みたいなノリで最高でした」と感想を述べた。
一方でトヨタからは、第2国内販売部長の杉浦宏哉氏が登壇。「クラウンといいますと、歴史のあるクルマですから保守的というイメージをお持ちだと思いますが、そのイメージを変えていきたい。クラウンというのは歴代モデルで、世界初とか、日本初とか、いろんなことにチャレンジしてきたこと、革新をしようとしてきたこと自体がクラウンの歴史になっています。そういったことを少しでも多くの方に知っていただけたらなと思いました」と希望を述べた。
初公開の最後に西野さんは「明日から展示されるんですよね……」と少し考え、「だったら、写真撮って、インスタにハッシュタグ“ニシノクラウン”でつぶやいてくださったら、僕が全員に“いいね！”押しにいきます。何万人であろうと何十万人であろうとです」と約束した。
表参道ヒルズとソーカルリンクギャラリーで展示
TOYOTA×西野亮廣 ニシノクラウンは東京 表参道エリアの2か所で展示される。展示期間は表参道ヒルズで3月12日～17日の6日間、ソーカルリンクギャラリーで3月13日～17日の5日間。時間はどちらも11時～19時だが、最終日の終了時刻は17時で、ソーカルリンクギャラリーの初日は13時から展示開始となる。
